[#高齢] 検索結果

高齢
image image 咳を主訴に来院した重症度ステージDのチワワ
岩永孝治
2022/04/15公開
咳を主訴に来院した重症度ステージDのチワワ
僧帽弁閉鎖不全症StageC〜Dのチワワの症例を紹介します。治療としてAC阻害薬と気管支拡張薬を使っていましたが効果が現れず、トラセミドを追加しながらの調整をし経過観察を続けていました。重度な僧帽弁閉鎖不全や肺水腫の症例においても、うまくコントロールができれば内科治療で長期生存が可能だと感じた症例です。ある程度改善したとしても時間の経過により再発、あるいは状態が悪化することがありますので、定期的に検査を行う必要があります。
高齢
image image [オペ解説]側頭後頭開頭術+小脳テント髄膜腫の摘出(後半)
神志那弘明
2021/08/15公開
[オペ解説]側頭後頭開頭術+小脳テント髄膜腫の摘出(後半)
今回のオペシリーズ解説では「側頭後頭開頭術」について解説します。症例は高齢のT.プードルで、MRI画像から小脳テントから発生した髄膜腫が疑われました。[後半] の映像では、開頭後に行なった生検、腫瘍の内減圧、腫瘍の剥離と摘出、硬膜再建について解説します。繊細な手術が必要となるため、顕微鏡を用いての映像が中心となりますが、組織の位置や注意事項、手順について解りやすく解説します。
高齢
image image 呼吸促迫で来院したE.C.スパニエル
岩永孝治
2021/10/01公開
呼吸促迫で来院したE.C.スパニエル
呼吸促迫で来院した、14歳のE.コッカースパニエルの症例について解説します。検査を行った結果、断定できる原因は見つかりませんでしたが、肺動脈収縮期圧117mmHgと高値を示しており、重度の肺動脈性肺高血圧症と診断しました。最初の段階から肺動脈圧を積極的に下げる治療を行うことが重要です。この症例では、ある程度動脈圧が下がったとしてもさらに下げる必要があったのではないかと考えています。
高齢
image image 胸壁腫瘤切除を行なったG.レトリーバー
小材祐介
2022/12/01公開
胸壁腫瘤切除を行なったG.レトリーバー
ここでは胸壁腫瘤があった場合、どのような手術を行うのか、どのような疾患が鑑別に上がるのかをお伝えしたいと思います。手術の大きなポイントは、この部位は胸肺動脈がメインとなって血液が供給される箇所となるため、広背筋の処理を的確に行うことが重要になります。手術方法は様々ですが、一つの方法として押さえていただければと思います。
高齢
image image 頻回の慢性嘔吐・体重減少のペキニーズ
金本英之
2022/05/01公開
頻回の慢性嘔吐・体重減少のペキニーズ
今回紹介する症例は、頻回の嘔吐、食欲低下を主訴に来院した高齢のペキニーズです。症状や状態、一般検査からどのような判断を行いますか?また超音波検査の所見からどのような鑑別疾患を考えますか?胃潰瘍を発見した場合、次はどのような検査を進めていきますか?この症例を通して、診断を確定するまでの検査の進め方、診断法、治療方針などについて詳しくお話をします。
高齢
image image 高カルシウム血症・発熱を呈する高齢M.ダックス
金本英之
2021/04/15公開
高カルシウム血症・発熱を呈する高齢M.ダックス
高齢のミニチュア・ダックスフントで、慢性的な沈鬱と行動の変化が認められた症例について解説します。この症例のポイントは「膵炎とカルシウム」です。症状から幅広い初期鑑別診断が必要となる症例でしたが、これらの鑑別診断や治療選択を行う過程は、皆さんが日常診療で多く実施していることと同じです。考え方の整理、診断に必要な検査や治療の流れについて一緒に考えてみましょう。
高齢
image image 会陰尿道造瘻術を行ったM.ダックスフント
岩井聡美
2022/01/06公開
会陰尿道造瘻術を行ったM.ダックスフント
尿道周囲の悪政上皮性腫瘍による尿道閉鎖に対し、会陰尿道造瘻術を行なった症例について解説します。この症例は尿道を腫瘍が外的に圧迫してしまい、腎後性の腎障害に至るぐらいの進行状況でした。膀胱-尿道の全摘も治療法の一つとして考えられますが、今回はQOLの維持を優先に考え腫瘍、尿道、精巣を含めた摘出を行いました。尿道造瘻術の手術ポイントは尿道粘膜の取り扱い、出血を抑えるために皮膚、白膜、粘膜を的確に縫合することが重要です。
高齢
image image 腹腔内腫瘤のW.コーギーに対する外科治療
小材祐介
2021/06/15公開
腹腔内腫瘤のW.コーギーに対する外科治療
本症例は、元気食欲の低下と近医で腹腔内腫瘤を認め当院に紹介来院した14歳のW.コーギーです。血液検査からは肝臓、腎臓、炎症の数値が高く見られ、画像検査から巨大な腫瘤病変が見られました。手術を行う前には腎数値(BUN)を出来るだけ補正をしてあげる、数値を下げることが望ましく、この症例でもうまくコントロールができました。この解説でも手術全体の流れに沿って治療法を中心に解説します。
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image image 椎間板脊椎炎 そのレントゲン所見を見落とすな!
中島裕子
2021/07/15公開
椎間板脊椎炎 そのレントゲン所見を見落とすな!
椎間板脊椎炎は教科書でもよく見かける疾患ではないでしょうか。この疾患は椎間板とその両側にある椎体に細菌感染、もしくは真菌の感染を起こす病気で、神経疾患を呈することもあるので二次診療に紹介されるケースが多いのかと思います。この疾患はX線検査で鑑別することができることがあるので、見逃さないことがポイントとなります。
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image image 検診で心嚢水貯留を確認され来院したチワワ
岩永孝治
2022/02/01公開
検診で心嚢水貯留を確認され来院したチワワ
検診で心嚢水貯留を確認され紹介来院した症例を紹介します。重度な僧帽弁閉鎖不全症で、過去に左房破裂を経験していると思われます。ピモベンダンとトラセミドを追加し、経過観察をしながら徐々に増量する治療を行いました。この症例の問題点は発咳を繰り返すことでもあるため、左房破裂後は肺水腫に注意しながら治療を行うのが重要です。さらに左房破裂の再破裂の可能性についてもお伝えします。
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image image 心不全治療薬による副作用を疑ったチワワ
堀泰智
2022/03/15公開
心不全治療薬による副作用を疑ったチワワ
今回は副作用の原因となりやすい循環器薬3つを挙げ、副作用の臨床徴候と副作用が出やすい状況についてお話しします。症例は他院で心不全治療中にアムロじピンを追加してから元気低下・発咳頻繁を主訴に来院したチワワです。重度なMVD犬において「薬剤の副作用を疑った際の対応や判断の仕方」について詳しく紹介します。
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image image 眼瞼腫瘤の摘出術
小野啓
2023/07/01公開
眼瞼腫瘤の摘出術
眼瞼腫瘤には稀に悪性のものが存在するため、なるべく取り残しのないように摘出することが大切です。摘出方法もいくつかありますが、ここではくさび型切除術についてそのメリットと方法をご紹介。さらに、摘出後の縫合も理論に基づいたコツが必要です。このオペ動画では、下眼瞼腫瘤におけるくさび型切除、止血時の対応、縫合方法と注意点、そして鑷子の使い方まで非常にわかりやすく解説します。
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image image MRI検査で脳実質内腫瘤を認めた犬
中野有希子
2021/09/15公開
MRI検査で脳実質内腫瘤を認めた犬
この症例は、1週間前に突然の強直性痙攣を起こし、発作後から徘徊や左旋回などの神経症状を発症した高齢のトイ・プードルについて解説します。検査結果から脳内出血の疑いがあると考えられましたが、その治療法については明確なエビデンスのある特異的な治療法はありません。検査結果、シグナルメント、症状から鑑別疾患の絞り込みを行い、患者の状況に合った治療法を選択する事が重要となります。
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image image 上気道疾患に対する超音波検査の応用
濵田興
2022/05/15公開
上気道疾患に対する超音波検査の応用
この映像は、喉頭麻痺を疑うアフガン・ハウンドに行った超音波検査についてお話します。上気道疾患において超音波検査を行うべき疾患は?また喉頭麻痺を疑う場合の評価のポイントとはどのようなものが挙げられるのか?喉頭の超音波検査で確定診断は可能か?これらについて、実際の症例をみながら、解説したいと思います。
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image image 僧帽弁形成術後に呼吸促迫になったM.シュナウザー
岩永孝治
2022/02/01公開
僧帽弁形成術後に呼吸促迫になったM.シュナウザー
この映像は肺高血圧症についてのお話しです。症例は僧帽弁形成術後に呼吸促迫を主訴で来院したミニチュア・シュナウザーです。手術をしたにも関わらず肺水腫になってしまい、心エコー検査から左心性心疾患に伴う肺高血圧症を診断しました。治療として行ったループ利尿薬の追加投与がキーとなり、肺水腫が改善しただけでなく、肺血管攣縮・肺高血圧症が好転した症例について解説します。
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image image 四肢ふらつきとCRP高値を認めた犬の一例
小畠結
2022/08/15公開
四肢ふらつきとCRP高値を認めた犬の一例
ここでは高齢のゴールデン・レトリーバーの症例についてお話しします。家では「四肢起立不能」という状態でしたが、来院検査時には「ふらつく」という状態でした。犬の四肢ふらつきというと神経疾患の可能性が高いと思ってしまいますが、実はCRP高値を併発していた場合には他の疾患特に多発性関節炎がおきている可能性があります。その認識をしながら検査を実施し原因が何であるのかをしっかりと見極めることが重要になります。
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image image 両後肢のふらつきを認めた雑種猫
小畠結
2021/11/15公開
両後肢のふらつきを認めた雑種猫
ここでは、猫の脊髄リンパ腫の症例について解説します。猫の脊柱管内腫瘍ではリンパ腫が多く、その場合他の臓器(特に腎臓)でもリンパ腫を認めるケースが多くあります。CTやMRIがない場合は、腎臓のエコー検査をしっかりと行い、異常が認められる場合はFNAなどを行うと診断率が向上します。今回ご紹介する「猫の両後肢のふらつき」を示す症例を見かけた場合は、本症例を一つの参考にしていただければと思います。
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image image 猫の脾臓×超音波検査
石川雄大
2021/09/15公開
猫の脾臓×超音波検査
この映像は猫の脾臓超音波検査について解説し、脾臓腫大を生じる症例と脾臓の虫食い状陰影を呈する症例のそれぞれの例を紹介しています。脾臓腫大に関しては腫大の仕方から適切な鑑別疾患を絞り込むのが重要です。また、虫食い状陰影に関しては悪性腫瘍を強く示唆する所見ではないため注意が必要です。
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image image [オペ解説]側頭後頭開頭術+小脳テント髄膜腫の摘出(前半)
神志那弘明
2021/07/15公開
[オペ解説]側頭後頭開頭術+小脳テント髄膜腫の摘出(前半)
今回のオペ解説シリーズでは「側頭後頭開頭術」について解説します。症例は高齢のT.プードルで、MRI画像から小脳テントで発生した髄膜腫が疑われました。この[前半]の映像では、画像所見から診断を行い、手術前の準備、保定、開頭の手順とポイントについて解説します。
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image image 発作を主訴に来院したウェスティ
堀泰智
2021/09/15公開
発作を主訴に来院したウェスティ
ここでは既往歴が無く、散歩時や興奮時に倒れる事が主訴で来院した高齢のウェスティについて解説します。この症例は不整脈が原因とされる失神を発症していますが、失神について何となくの概念しか持たれていない先生が多いのかと思います。医学的な認識を確認しながら、その特徴を理解し、どう診断するポイントについてお話しします。
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image image 食欲・活動性低下を認めた雑種犬
金本英之
2022/05/01公開
食欲・活動性低下を認めた雑種犬
この症例は食欲・活動性低下を認めた大型雑種犬ですが、症状や病態などが複雑な一例としてご紹介します。画像検査で非典型的な所見が複数見つかりましたが、皆さんはこのような場合、どのように診断をしていますか?また診断が確定した後は、どのような治療プランを立てていますか?ここでは、稀な疾患における診断や治療法の考え方について解説したいと思います。
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image image 発作を主訴に来院したマルチーズ
堀泰智
2021/10/15公開
発作を主訴に来院したマルチーズ
ここでは、咳をした後に倒れる(失神する)ことを主訴に来院したマルチーズで、「心原性肺水腫」と「肺炎」の鑑別に苦慮した症例についての解説します。このような症例は年に数回の事例があり毎回苦労しながらの治療を行なっています。2つの疾患を考慮した初期治療の考え方、変化する病態に対しての治療の考え方についてお伝えします。
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image image 咳を主訴に来院した重症度ステージCのチワワ
岩永孝治
2021/04/15公開
咳を主訴に来院した重症度ステージCのチワワ
ここではステージCの13歳チワワの症例について解説します。咳を主訴に来院し、過去にループ利尿薬を投薬したところ食欲不振→腎数値の上昇→腎不全となったためループ利尿薬を休薬。ただしループ利尿薬をやめると咳気してしまうという症例に対し、どのような治療を行なったかを解説します。
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image image 咳が改善しない15歳齢ポメラニアン
岩永孝治
2021/04/15公開
咳が改善しない15歳齢ポメラニアン
主訴が「咳」で来院したポメラニアンの症例について解説します。既に他の二次診療施設で治療中でしたが、どうしても咳が改善しないということで当院へ紹介をされた患者さんです。この症例のポイントは、ピモベンダンなどを増やす事で心拡大が改善し、最終的に咳が改善したという内容です。
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image image 副腎皮質機能亢進症による筋硬直症 (ミオトニア)の犬の一例
小畠結
2022/02/15公開
副腎皮質機能亢進症による筋硬直症 (ミオトニア)の犬の一例
この映像は犬の副腎皮質機能亢進症についての話です。犬はメジャーな内分泌疾患に伴い特徴的な歩様異常を示す症例が稀にいますので、ここで紹介したいと思います。症例は12歳のトイ・プードルで、頸部痛・両後肢が進展して歩行時ふらつくを主訴に来院しました。検査から原因は頚椎椎間板ヘルニアと考え外科的治療を行いましたが歩様異常は改善されず、その後針筋電図検査を行ったところ副腎皮質機能亢進症によるミオトニアを認められました。この症例のような歩様異常を認めた場合、副腎皮質機能亢進症を疑ってACTH刺激試験を実施することが必要な場合があります。
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image image 猫の肺気腫の救急治療
杉浦洋明
2022/10/01公開
猫の肺気腫の救急治療
ここでは「猫の肺気腫に対する救急治療」について解説したいと思います。猫の肺気腫は「呼気努力をする」ことが特徴として挙げられますが、人で言うところの「慢性閉塞性肺疾患」に近い病態と考えられる疾患です。他の呼吸器疾患と比べ、治療のコンセプトや注意点が少々異なることが特徴です。
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image image ビリルビン高値・血小板減少のポメラニアン
金本英之
2022/05/01公開
ビリルビン高値・血小板減少のポメラニアン
今回お話する症例は、黄疸・貧血・血小板減少・肝酵素高値といった検査異常を認められ、詳しい検査を受けるために来院したポメラニアンです。当院で行なった検査からの鑑別診断、治療について解説します。ここでは、診断した疾患の病態や症状、検査所見の特徴、鑑別のポイントについて詳しく解説します。
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image image 肝臓腫瘤疑いで来院したケアンテリア
小材祐介
2021/12/15公開
肝臓腫瘤疑いで来院したケアンテリア
ポイントとしては、通常の消化管異物は一般の臨床経験があれば概ね処置が簡単にできると思いますが、今回紹介する症例はややイレギュラーなタイプになります。癒着が重度におきている場合には、様々なプランを考えて手術を行う必要があります。癒着箇所を正確に剥離し、消化管を露出させるまでのアプローチがスムーズに行えれば問題はありませんが、剥離に時間がかかり予想以上に出血が多くなってしまうなども想定しなければなりません。状態を的確に判断し、迅速手術を行っていくことが必要です。
高齢
image image 前庭障害を呈する犬
中野有希子
2022/04/15公開
前庭障害を呈する犬
この映像は前庭障害を呈する高齢犬についての話です。特に高齢犬で前庭障害というと特発性前庭障害を思い浮かべる方が多いと思いますが、小脳が障害された際に生じる前庭障害は、その他の中枢性前庭障害や末梢神性前庭障害と違って、少し変わった特徴的な症状が現れます。そのため病変部位によっては術後に神経症状が悪くなることがあり、今回紹介する症例では術後に激しい症状がみられました。実際の映像を紹介しますので、一緒にみていきましょう。
高齢
image image 呼吸促迫を主訴に来院したチワワ
岩永孝治
2022/06/15公開
呼吸促迫を主訴に来院したチワワ
呼吸促迫を主訴に来院したチワワについてお話しをします。来院時検査で「前尖逸脱による左心拡大」の所見が見られたため、重度な僧帽弁閉鎖不全症と診断し、トラセミドの投与量を調整しながら治療開始しました。この症例は、発咳が「心拡大による気管圧迫されること」が原因となり、心拡大を改善させることが治療のポイントになります。
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image image 尿道包皮吻合術を行なったM.ダックスフント
岩井聡美
2022/07/01公開
尿道包皮吻合術を行なったM.ダックスフント
肛門嚢腺癌の切除部分から液体が出ていて、排尿困難を主訴に紹介来院したミニチュア・ダックスフントの症例を紹介します。断裂してしまった尿道に対し端々吻合をすることは不可能ではありませんが、犬の場合は海綿体が発達しているため骨盤腔内での整復は難しくなります。それらを考え、今回は「尿道包皮吻合術」を行ないました。ここでは手術用顕微鏡を用いた尿道包皮吻合の方法、テクニック、注意点及び術後管理について詳しく解説していきます。
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image image 無症状・胆嚢に病変を呈する高齢のM.シュナウザー
金本英之
2021/05/15公開
無症状・胆嚢に病変を呈する高齢のM.シュナウザー
健康診断で肝酵素上昇を認め、エコー検査を実施したところ胆嚢に病変が認められた12歳のM.シュナウザーについて解説します。正確な胆嚢粘液嚢腫のエコーの診断については、胆嚢の体積や収縮率を定量的に、また数値で表すなどしっかりとした評価を行いながら経過観察を行うことが重要です。
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image image 胸水を主訴に来院したミックス猫
堀泰智
2022/05/15公開
胸水を主訴に来院したミックス猫
ここで紹介する症例は原因不明の胸水貯留を主訴で来院したミックス猫で、心不全の治療だけでは胸水が改善されませんでした。一般的に胸水の原因としては「うっ血性心不全」「腫瘍性疾患」「伝染性腹膜炎(FIP)」が考えられ、この3つの疾患に対し必ず評価を行うことが必要です。この症例を通じ、胸水貯留の猫における基礎疾患の精査と治療の重要性を紹介します。
高齢
image image 頸部椎間板ヘルニアを発症した15歳齢M.ダックス
中田浩平
2021/04/15公開
頸部椎間板ヘルニアを発症した15歳齢M.ダックス
今回は頸部椎間板ヘルニアの一例についてご紹介させていただきます。この症例を解説する理由は、椎間板ヘルニアの基本的な診断や検査、治療までをお伝えすることができるからです。どちらかといえば、私の立場は外科をサポートする役割なので、画像支援や検査法、また検査を行う意味などに重心を置いてお話しします。