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  • 2021/08/15公開
  • 神志那弘明
    KyotoAR動物高度医療センター センター長
    神志那弘明
    酪農学園大学酪農学部獣医学科を卒業後、一次診療勤務の経験を経て、2001年に米国フロリダ大学獣医学部研究員に着任。その後、同大学大学院修士課程(小動物臨床学専攻)および博士課程(小動物臨床学専攻)を修了する。2008年より岩手大学農学部獣医内科学研究室助教を務め、2010年からは岐阜大学応用生物科学部獣医臨床放射線学研究室准教授として臨床の傍ら後進の指導・育成にあたる。2022年4月よりKyotoAR動物高度医療センターセンター長に就任し、現在に至る。

髄膜腫の摘出から閉頭までの解説

今回のオペシリーズ解説では「側頭後頭開頭術」について解説します。症例は高齢のT.プードルで、MRI画像から小脳テントから発生した髄膜腫が疑われました。後半の映像では、開頭後に行なった生検、腫瘍の内減圧、腫瘍の剥離と摘出、硬膜再建について解説します。繊細な手術が必要となるため、顕微鏡を用いての映像が中心となりますが、組織の位置や注意事項、手順について解りやすく解説します。

前 半

各種検査〜診断〜側頭後頭開頭術

・プロフィール
・MRI検査所見
・オペにあたっての注意点
・消毒/保定
・切皮/側頭筋切開
・側頭骨と後頭骨の切削
・横静脈洞の遮断
・骨弁の除去
・腫瘍と血管走行のエコー確認

後 半

髄膜腫の摘出〜閉頭〜病理診断結果

・フルオレセインによる腫瘍染色
・腫瘍生検
・腫瘍の内減圧
・正常脳からの腫瘍剥離/摘出
・小脳膜性テント切除
・側頭筋筋膜の採取と硬膜再建
・閉創
・病理診断結果
   

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