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  • 2021/07/15公開
  • 神志那弘明
    岐阜大学応用生物科学部獣医臨床放射線学研究室 准教授
    神志那弘明
    酪農学園大学酪農学部獣医学科を卒業後、一次診療勤務の経験を経て、2001年に米国フロリダ大学獣医学部研究員に着任。その後、同大学大学院修士課程(小動物臨床学専攻)および博士課程(小動物臨床学専攻)を修了する。2008年より岩手大学農学部獣医内科学研究室助教に就任、2010年より岐阜大学応用生物科学部獣医臨床放射線学研究室准教授に就任し、現在に至る。

各種検査からの診断と開頭までを解説

今回のオペ解説シリーズでは「側頭後頭開頭術」について解説します。症例は高齢のT.プードルで、MRI画像から小脳テントから発生した髄膜腫が疑われました。前半の映像では、画像所見から診断を行い、手術前の準備、保定、開頭の手順とポイントについて解説します。

前 半

各種検査〜診断〜側頭後頭開頭術

・プロフィール
・MRI検査所見
・オペにあたっての注意点
・消毒/保定
・切皮/側頭筋切開
・側頭骨と後頭骨の切削
・横静脈洞の遮断
・骨弁の除去
・腫瘍と血管走行のエコー確認

後 半

髄膜腫の摘出〜閉頭〜病理診断結果

・フルオレセインによる腫瘍染色
・腫瘍生検
・腫瘍の内減圧
・正常脳からの腫瘍剥離/摘出
・小脳膜性テント切除
・側頭筋筋膜の採取と硬膜再建
・閉創
・病理診断結果
   

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