新着動画一覧
画像
2021/12/15公開
犬の心臓のX線検査(2)
この映像は左心房の拡大と右心・左心のバランスの変化についてお話をします。心臓のX線読影するに当たりX線解剖を理解することは非常に重要です。ここでは左心房の正しい位置、左房測定のポイント、心陰影の見方、右心・左心のバランスなどについて実症例の画像を見ながら解説いたします。
検査法
2021/12/15公開
[神経学的検査法]脳神経・瞳孔の対称性
瞳孔の対称性と対光反射の検査について説明します。瞳孔の対称性については室内光の下で左右の瞳孔を観察します。動物の正面に立ち、左右差の違いと散瞳・縮瞳の有無を確認します。左右の瞳孔の大きさに差がある場合は、脳神経の問題や眼科疾患を考えます。対光反射の確認はペンライトを用いて瞳孔の収縮を確認します。両眼が見える位置で、片眼ずつに光を当て、それぞれの眼に縮瞳があるかを確認します。異常の場合、脳神経系または視神経に問題があると考えます。
外科
2021/12/15公開
肝臓腫瘤疑いで来院したケアンテリア
ポイントとしては、通常の消化管異物は一般の臨床経験があれば概ね処置が簡単にできると思いますが、今回紹介する症例はややイレギュラーなタイプになります。癒着が重度におきている場合には、様々なプランを考えて手術を行う必要があります。癒着箇所を正確に剥離し、消化管を露出させるまでのアプローチがスムーズに行えれば問題はありませんが、剥離に時間がかかり予想以上に出血が多くなってしまうなども想定しなければなりません。状態を的確に判断し、迅速手術を行っていくことが必要です。
皮膚
2021/12/01公開
症例からみるマラセチア皮膚炎[PART1]
この映像では、比較的若い年齢から毎年夏場に皮膚病が繰り返したM.シュナウザーの症例について紹介します。皆さんも同じような症例を多く見かけるのではないでしょうか。M.シュナウザーはマラセチア皮膚炎の好発犬種ではありませんが、人気犬種のため日常診療の中で遭遇する可能性が高く、また疾患として遭遇率の高い病気でもあります。ここでマラセチアの病原性を理解した上で、適切な症状の評価法、検査法及び治療法を解説していきます。
皮膚
2021/12/01公開
症例からみる丘疹の見方と治療[PART1]
ここでは、皮膚の症状の一つである「丘疹」について、若齢のフレンチブルドックの症例を挙げ解説します。この症例は紹介で来院し、来院時の状況は右前肢に脱毛・紅斑・丘疹の病変が現れ、皮膚症状から皮膚糸状菌症と鑑別診断をしました。鑑別診断の流れについて、検査法、治療法及び治療の注意点について詳しくご紹介いたします。
皮膚
2021/12/01公開
症例からみるマラセチア皮膚炎[PART2]
ここはマラセチア皮膚炎の重症例についてのお話をします。この症例は初期対応を行った病院に来院していた「脂漏犬種であるシー・ズー」で、1歳齢から毎年暑い時期に皮膚病を繰り返し、対処法として抗真菌薬の投与を行なっていましたが、「今年は治らない」ということで当院に来院しました。この症例を通じ、マラセチア皮膚炎の重症例に対する体質管理や有効な治療法についてご紹介したいと思います。
皮膚
2021/12/01公開
症例からみる丘疹の見方と治療[PART2]
この映像では、丘疹の好発犬種であるフレンチブルドッグの症例についてご紹介たします。毎年繰り返す赤いぶつぶつの症状に対して、皆さんはどんな病態を考えますか?その病態からどんな鑑別疾患を優先順位で考えられますか?臨床像からどのように診断していきますか?どんな治療法に適応されますか?これらについて、本実症例を見ながら詳しく解説していきます。
神経
2021/11/15公開
両後肢のふらつきを認めた雑種猫
ここでは、猫の脊髄リンパ腫の症例について解説します。猫の脊柱管内腫瘍ではリンパ腫が多く、その場合他の臓器(特に腎臓)でもリンパ腫を認めるケースが多くあります。CTやMRIがない場合は、腎臓のエコー検査をしっかりと行い、異常が認められる場合はFNAなどを行うと診断率が向上します。今回ご紹介する「猫の両後肢のふらつき」を示す症例を見かけた場合は、本症例を一つの参考にしていただければと思います。
エキゾ
2021/11/15公開
鳥類の卵塞(ベーシック編)
ここでは鳥類の診療についてお話ししていきたいと思います。ここではベーシック編として「オカメインコの卵塞」についてお話しします。近年、鳥は愛玩動物の一種として飼育率が上昇傾向にあり、鳥の診療を行っていない病院でもお問い合わせなどあるのではないでしょうか。鳥の診療を知ってもらうこと、正しい治療を行なっていただくことを目的に症例を通じてお伝えします。
整形
2021/11/15公開
膝蓋骨内方脱臼に対する外科的治療(前編)
ここでは2歳齢のトイプードルに行った膝蓋骨内方脱臼の整復について「アプローチから滑車溝形成術」までの解説を行います。犬の関節疾患では遭遇率の高い疾患かと思います。手術の有無については意見の分かれるところですが、グレード2以上の症状がある場合は外科的治療を積極的に行った方が良いかと考えます。
救急
2021/11/15公開
左心房破裂と前肢動脈血栓塞栓症の併発を疑った犬
今回は左心房破裂と前肢動脈血栓塞栓の併発を疑った犬というテーマで、左心房破裂をポイントに解説します。犬が左心房破裂するという状況は、僧帽弁逆流が起こり、左心房壁の損傷・亀裂が発生、そこから血液が流出し心タンポナーデが起こるという流れになります。ごく稀な救急疾患ではありますが、近年この疾患の発症報告は増えています。発症率や予後についての見解は定まっておりませんが、頭の片隅に入れておいてほしい疾患です。
循環器
2021/11/15公開
MVD犬における全身麻酔の評価
この症例は高齢のトイ・プードルで、MVD(僧帽弁閉鎖不全症)の治療中に乳腺腫瘍が発症し、手術適応の評価を求められ当院に来院しました。私自身が手術を行わないため「手術適応=全身麻酔」の評価をすることは難しく、慎重に精査しお伝えするようにしています。私の中の決め事として、肺水腫や肺高血圧症が認められ、また慢性心不全に伴う合併症がある場合は、全身麻酔を推奨しないようにお伝えしています。