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神経
2021/04/15公開
ステロイド反応性髄膜炎・動脈炎の可能性を示したボーダーコリー
発熱、CRP高値、という症例は多くの先生が経験されることではないでしょうか?基本的に神経系疾患ではCRP値が高値とならないため、神経疾患を疑うことは殆どないと思いますが、実はCRPが高値となる特殊な中枢神経疾患があります。これらを診断するには「脳脊髄液検査」が非常に重要となります。日本では“稀な症例”とされていますがもしかしたら見逃しているからなのかもしれません。多くの臨床家に知っていただきたいと思い本症例をご紹介します。
外科
2021/04/15公開
PDAの雑種犬に対する外科的治療
一次臨床ではPDA(動脈管開存症)の症例は比較的遭遇する機会が少ないかと思いますが、特殊な器具機材は必要なく、一般施設で実施できる開胸手術の一つだといえます。今回はその手術方法をメインに、重要となるポイント箇所をお伝えしながら、治療の流れを解説します。
神経
2021/04/15公開
四肢不全麻痺を呈した若齢の雑種猫
今回の症例は、日常の臨床現場ではあまり遭遇する機会がないかと思いますが、実は一次診療では比較的多く遭遇する“ある疾患”が背景疾患にありました。その場合ごく稀に、状況によってですが神経疾患に進展してしまうケースがあります。私自身に学びがあった症例として、皆さんにも知ってもらおうと思い本症例について解説します
循環器
2021/04/15公開
[概論]猫の心筋症について
猫の心筋症について概論の解説を行います。心筋症の定義ですが「心臓の筋肉の病気」と考えればいいと思います。心筋症は、いくつかに分類される原発性心筋症と、特定の心筋症(二次性)が他の疾患により心筋に障害をきたすもの、と考えればいいかと思います。この解説では、心筋症の概論として左室拡張不全、狭窄・拡大・奇形と心不全についてお話しします。
神経
2021/04/15公開
頸部椎間板ヘルニアを発症した15歳齢M.ダックス
今回は頸部椎間板ヘルニアの一例についてご紹介させていただきます。この症例を解説する理由は、椎間板ヘルニアの基本的な診断や検査、治療までをお伝えすることができるからです。どちらかといえば、私の立場は外科をサポートする役割なので、画像支援や検査法、また検査を行う意味などに重心を置いてお話しします。
循環器
2021/04/15公開
嘔吐後に虚脱するポメラニアン
今回は典型的な心臓性発作の症例として「虚脱する犬」について解説してみようと思います。虚脱は“失神”と似たような、非常に近い症状があり共に心臓病の発作で出る症状です。ここでは、嘔吐の後に虚脱の症状が現れ、近医で不整脈と診断された後、当院での精密検査を希望し来院したポメラニアンの症例について紹介します。
検査法
2021/04/15公開
[神経学的検査法]姿勢反応・踏み直り反応
触覚性踏み直り反応の検査です。触覚性を確認するため目隠しをした状態で検査台に足を触れさせ、踏み治るかを確認します。視覚性踏み直り試験では目隠しをせず、動物には台を見せた状態で反応を確認します。正常な場合は足が台に触れる前に踏み直りの反応を示します。「姿勢反応」の検査で行う全ての項目は「神経疾患による異常」を判断する上で役に立ちます。その異常は片側性・両側性、前方・後方、前肢・後肢にあるのかを確認します。
検査法
2021/04/15公開
[神経学的検査法]姿勢反応・立ち直り反応
立ち直り反応の検査です。この検査は側臥位に寝かせ、手を離した時に起き上がるかどうかを確認します。「姿勢反応」の検査で行う全ての項目は、「姿勢反応」の検査で行う全ての項目は「神経疾患による異常」を判断する上で役に立ちます。その異常は片側性・両側性、前方・後方、前肢・後肢にあるのかを確認します。
循環器
2021/04/15公開
咳が改善しない15歳齢ポメラニアン
主訴が「咳」で来院したポメラニアンの症例について解説します。既に他の二次診療施設で治療中でしたが、どうしても咳が改善しないということで当院へ紹介をされた患者さんです。この症例のポイントは、ピモベンダンなどを増やす事で心拡大が改善し、最終的に咳が改善したという内容です。
検査法
2021/04/15公開
[神経学的検査法]脊髄反射・引っこめ反射
後肢および前肢の引っ込め反射の確認は、水かきの部分または肉球の部分を軽く摘み反応を確認します。交叉伸展反射を見極めるために対側の足は保定しないようにしてください。
後肢の反射が低下する場合、坐骨神経やL6-S2の脊髄分節または神経根のLMN病変の存在を示唆しています。前肢の反射が低下する場合、腕神経叢全体と頸膨大(C6-T2)の機能の評価に利用します。前肢は多くの神経が関連しているので、大まかな評価として考えます。
循環器
2021/04/15公開
[心不全]狭窄に関与しない心不全の治療を行なったマンチカン
ここで紹介する症例は心雑音がなく、他院でHOCMと診断されアテノロール、SIDで治療中を行なっていましたが4日前から元気消失、状態で来院したマンチカンです。検査結果からは心原性のショック状態で、胸水・心嚢水貯留、左室拡張不全があると判断しました。心機能が低下しきっているため、アテノロールで狭窄改善を行いながら心不全にならないようコントロールする事が重要で、定期的な観察が必要となった症例です。
検査法
2021/04/15公開
[神経学的検査法]脊髄反射・会陰反射
会陰反射、肛門反射ですが、肛門の端を摘むとお尻の穴が閉まり、尻尾が下がってきます。対側も同じように行い同じ反応が起こるかを観察します。対側を摘む強さは変わらないよう、同じ強度で摘むようにしてください。反射が消失している場合、陰部神経やS1-S3の脊髄分節に対するLMN傷害が示唆され、尿失禁、便失禁が引き起こされます。