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  • 2021/07/01公開
  • 杉浦洋明
    横浜動物救急診療センター VECCS横浜 院長
    杉浦洋明
    2006年に東京農工大学を卒業。在学中は微生物学研究室に所属。6年間木俣動物病院(浜松市)にて一般臨床に従事。2012年よりDVMsどうぶつ医療センター横浜救急診療センターに入職し、2015年より同センター長として、救急チームを率いながらER・ICU分野の発展を期して活動。2022年6月に横浜動物救急診療センター VECCS横浜を設立。

うっ血と乏尿を伴うケース

この症例解説では猫の糖尿病性ケトアシドーシスについてお話しします。この病気は比較的メジャーな救急疾患の一つで、治療後1日目と2日目の綿密なモニター管理と、その後の入院管理や血糖値の測定などが重要な疾患です。ここでは救急対応を行った症例解説にあわせ「尿が出ていることを確認しているか?」というポイントについてお伝えします。

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