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  • 2021/06/15公開
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    東京動物心臓病センター センター長
    岩永孝治
    日本大学農獣医学部獣医学科を卒業後、同大学付属動物病院研修医課程の修了を経て、2003年に千葉大学大学院医学研究院循環病態医科学に入局。2007年には同研究院にて医学博士号・日本獣医循環器学会認定医を取得し、動物の循環器診断サービスを設立。2009年より日本小動物医療センター循環器科をはじめ、関東を中心に10病院で循環器診断を担当している。

心筋症に合併しやすい病気の概論と治療法

心筋症に罹った時に合併しやすい病気の一つに「動脈血栓塞栓症(ATE)」があります。多いのは腹部の動脈血栓塞栓症で、特徴は後肢が動かなくなるという症状です。原因は血栓により血流が遮断されることで虚血状態となり、最終的に後肢が動かなくなります。場合によっては死に至ることもあるため、的確な治療が必要となります。ここではその病態と治療方法について解説します。

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