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神経
image image 脳浸潤した鼻咽頭リンパ腫の猫の一例
中田浩平
2021/11/01公開
脳浸潤した鼻咽頭リンパ腫の猫の一例
この解説では「鼻咽頭リンパ腫の頭蓋内浸潤を起こした猫」についてお話しします。この疾患は鼻水やくしゃみ、涙が出るなどの初期徴候が特徴で、不定愁訴のような症状から始まることも多く、神経症状が見られる時にはかなり進行している場合があります。猫の腫瘍性疾患はリンパ腫の存在を考慮し、生検など確定診断ができる方法を検討することが重要です。
循環器
image image ふらつきと失神を主訴に来院したT.プードル
岩永孝治
2021/11/01公開
ふらつきと失神を主訴に来院したT.プードル
この症例は、ふらつきと失神を主訴に来院した5歳避妊雌のトイ・プードルです。来院時の状態は悪くなく、呼吸状態、舌の色は良好で心雑音も見られませんでしたが、血液検査ではヘマトクリット値が異常に高く「多血症」が見られました。短絡疾患は「心臓の雑音が出ないことが多い」ということが特徴なので、気付かずに病気が進行することがよくあります。
画像
image image 犬の心臓のX線検査(1)
石川雄大
2021/11/01公開
犬の心臓のX線検査(1)
ここで心陰影の大きさの評価、特にVHSについてお話しします。VHSとは「Vertebral Heart Size:脊椎心臓点数測定法」といって、胸部X線検査で「心臓の拡大程度を評価する」という有効的な計測方法です。誤った測定をすると評価に用いることができないため、正しい測定方法をしっかりと知ることが重要です。
検査法
image image [神経学的検査法]脳神経・威嚇瞬目反応
長谷川大輔
2021/11/01公開
[神経学的検査法]脳神経・威嚇瞬目反応
ここでは威嚇瞬目反応の検査方法について解説します。犬の正面に立ち、外側方向から叩くフリをして視神経に刺激を与えます。検査は片眼で行い、それぞれの眼を刺激し瞬きの有無を確認します。この検査は「片眼の反応」を確認する検査なので、両眼を同時に検査することは意味がありません。瞬きをしないなどの反応が現れた場合は脳神経の問題が考えられます。
外科
image image 雑種犬の消化管内異物
小材祐介
2021/11/01公開
雑種犬の消化管内異物
ポイントとしては、通常の消化管異物は一般の臨床経験があれば概ね処置が簡単にできると思いますが、今回紹介する症例はややイレギュラーなタイプになります。癒着が重度におきている場合には、様々なプランを考えて手術を行う必要があります。癒着箇所を正確に剥離し、消化管を露出させるまでのアプローチがスムーズに行えれば問題はありませんが、剥離に時間がかかり予想以上に出血が多くなってしまうなども想定しなければなりません。状態を的確に判断し、迅速手術を行っていくことが必要です。
循環器
image image [オペ解説] T.プードルに行った僧帽弁形成術の解説(6/6)
井口和人
2021/10/15公開
[オペ解説] T.プードルに行った僧帽弁形成術の解説(6/6)
この最後の回では手術後の管理と経過についてお話しします。この手術は術後にしっかりとした管理が必要です。肺または脳からの出血や肺障害が出やすいことが懸念点となります。sのためにも貧血の進行具合や心電図評価、心拍の詳しい評価と観察が非常に重要です。術後の経過と合わせ、管理についての重要性についてお話しします。
循環器
image image 発作を主訴に来院したマルチーズ
堀泰智
2021/10/15公開
発作を主訴に来院したマルチーズ
ここでは、咳をした後に倒れる(失神する)ことを主訴に来院したマルチーズで、「心原性肺水腫」と「肺炎」の鑑別に苦慮した症例についての解説します。このような症例は年に数回の事例があり毎回苦労しながらの治療を行なっています。2つの疾患を考慮した初期治療の考え方、変化する病態に対しての治療の考え方についてお伝えします。
整形
image image 膝蓋骨内方脱臼(Grade4)のポメラニアンに対する外科治療
岩田宗峻
2021/10/15公開
膝蓋骨内方脱臼(Grade4)のポメラニアンに対する外科治療
この症例は若齢のポメラニアンで、左後肢跛行を主訴に来院しました。症状は悪化傾向にあり、跛行から間歇的挙上をしている状態です。各種検査結果から、大腿骨の内反変形を伴う「左側膝蓋骨内方脱臼(Grade4)」と診断し、治療法については、膝蓋骨の整復と大腿骨矯正骨切りを行なっております。検査から治療について、一連の流れに沿って解説します。
救急
image image 犬のアナフィラキシーショック
杉浦洋明
2021/10/15公開
犬のアナフィラキシーショック
この症例はボストンテリア1歳の未避妊雌で、夕食後に未消化フードを嘔吐し、体が冷たくなったということで来院しました。すぐに各種検査を実施し再度問診を行い診断しました。その後処置を施し回復に至っています。今回は検査結果から「アナフィラキシーショック」と暫定診断を行いました。アナフィラキシーは皆さんご存知の病態かと思いますが、ポイントは “アナフィラキシーショックをどう診断したのか”です。診断に至る考え方について症例を交えお伝えします。
整形
image image 膝蓋骨内方脱臼ーインフォームの基礎知識
赤木浩之
2021/10/15公開
膝蓋骨内方脱臼ーインフォームの基礎知識
この映像では「膝蓋骨内方脱臼の外科治療のインフォームドコンセント」について解説します。非常に基礎的な内容になりますが、手術や病気のことをオーナー様に十分理解いただき、手術を決断していただかなければ根本治療にはなりません。病気や治療についてどの程度の説明を行い、最終的に手術をどう提案していけば良いのか。手術に不安を持たれるオーナー様に苦慮される先生はぜひご覧ください。
画像
image image 超音波検査のアーティファクト
竹内充彦
2021/10/01公開
超音波検査のアーティファクト
超音波検査におけるアーティファクトについて解説します。アーティファクトは超音波検査では避けることはできません。これらを理解する事で画像を読み取ることができ、さらに有用な診断ツールとして活用することができます。超音波検査で診断を行うためにはアーティファクトをしっかりと理解することが重要です。
循環器
image image 呼吸促迫で来院したE.C.スパニエル
岩永孝治
2021/10/01公開
呼吸促迫で来院したE.C.スパニエル
呼吸促迫で来院した、14歳のE.コッカースパニエルの症例について解説します。検査を行った結果、断定できる原因は見つかりませんでしたが、肺動脈収縮期圧117mmHgと高値を示しており、重度の肺動脈性肺高血圧症と診断しました。最初の段階から肺動脈圧を積極的に下げる治療を行うことが重要です。この症例では、ある程度動脈圧が下がったとしてもさらに下げる必要があったのではないかと考えています。