image play video
  • 2022/03/15公開
  • 赤木浩之
    YPC東京動物整形外科病院 外科部長
    赤木浩之
    東京農工大学農学部共同獣医学科を卒業後、日本獣医生命科学大学大学院獣医学専攻博士課程を修了。同大学外科学教室大学院特別研究生を経て、AO VET Small Animal Principles Courseを修了。現在はYPC東京動物整形外科病院にて専門外科を専門に活躍中。

準備する器具と患者のポジションが重要なポイント

関節鏡検査は、関節切開に比べ最小侵襲で痛みが少なく、術後関節の機能回復が早いことが最大のメリットです。また、肉眼では診断が難しい半月板の損傷や部分断裂は、膝関節鏡で検出することが可能になります。ここでは膝関節鏡検査の有用性や問題点について症例を用いながら紹介します。また関節鏡検査を実施する前の準備や必要な器具について、詳しく解説したいと思います。

全2回シリーズ

〜準備編〜

  内容 ・有用性と特徴
     ・準備する器具
     ・患者のポジショニング
     ・患者に対する術前準備
     ・検査の流れ

〜実践編〜

  内容 ・検査の流れ
     ・関節穿刺
     ・手順についての動画解説
     ・関節内構造物の確認
     ・総括

(5/15〜公開)

※当サイトに掲載される全ての動画、画像、ハンドアウト内⽂章および画像について個⼈使⽤以外の⼀切の⾏為(転写・複製・譲渡・WEB掲載等)を禁じます

関連動画

整形
image image 術前患肢の消毒方法
岩田宗峻
術前患肢の消毒方法
術前患部の消毒は、外科手術の重要な一環です。消毒の方法が色々あって、「どんな方法が問題なく手術実施できるのか?」「どんな消毒剤を使うのか?」という疑問を持っている先生方が少なくないと思います。この動画では、消毒の目的から消毒前に必須の準備、そして消毒剤の組合せと手順について「スライド」でご紹介。さらに、「実演映像」で消毒の流れ、消毒前準備のコツ、消毒時のポイントや注意点などについて詳しくご解説します。
整形
image image ロバート・ジョーンズ包帯法
岩田宗峻
ロバート・ジョーンズ包帯法
ロバート・ジョーンズ包帯法は、整形外科の分野ではよく行われる包帯法の一つです。バリエーションが豊富で、施設によって「創傷の被覆方」「パットの種類」「巻く時の硬さ」などが変わってきます。ここでは、術後装着期間、適応部位、交換頻度、注意点などをご紹介。そして、講師が使っている素材をピックアップし、実際に行なっているRJ包帯法について、実演映像で手技のコツとポイントなどを解説します。
整形
image image 猫のモンテジア骨折の整復法
磯野新
猫のモンテジア骨折の整復法
この疾患は、教科書的に「橈骨脱臼を伴う近位尺骨の骨折」と解説され、比較的猫に多い疾患です。他の骨折疾患よりも難易度の高い治療を求められますが、合併症を防ぐなどのポイントをおさえれば難しくはないのかと思っています。ここでは1歳の猫を挙げ、手術映像を中心に整復方法を解説します。
整形
image image 脛骨近位成長板骨折の整復法
磯野新
脛骨近位成長板骨折の整復法
脛骨近位成長板骨折は比較的多い疾患であるのではないでしょうか。この疾患の特徴は、直ぐに骨癒合が始まってしまうため治療を早期に行う必要があります。ここでは5ヶ月齢のトイ・プードルの症例を挙げ診断所見、整復方法について手術映像を用いながら解説します。
整形
image image 中足骨骨折の整復法
磯野新
中足骨骨折の整復法
猫の指の骨折は比較的多い骨折かと思います。整復方法はいくつかありますが、ここではピンニング法について解説します。この整復方法は教科書などでは細かく書かれておらず、また難易度が高いケースなどもあります。ここでは4歳8ヶ月の猫の症例を用いながら、私自身が行っている整復方法やポイントをお伝えします。
整形
image image 肘頭骨骨折の整復法
磯野新
肘頭骨骨折の整復法
この疾患は、遭遇する頻度は高くなく、難易度もそれほど高いものではないので、整復方法を知っておくといいのかと思います。今回紹介させていただく患者は8ヶ月の柴犬ですが、手術を行うまで3週間程度の時間が経ってしまっているため癒合がかなり進んでいました。仮骨と肉芽をしっかりと取り除き、関節の接合面を合わせた整復を行う必要があります。