image play video
  • 2022/03/15公開
  • 岩田宗峻
    東京医科歯科大学整形外科学分野分子生命医学講座 准教授
    岩田宗峻
    日本大学生物資源科学部獣医学科を卒業後、日本獣医生命科学大学大学院獣医生命科学研究科にて獣医学専攻博士課程(PhD)を修了。大阪府立大学獣医臨床センター、岐阜大学応用生物科学部獣医臨床放射線学研究室を経て、2022年8月より現職に至る。

正しいガウン・グローブの装着はできていますか?

普段何気なく行なっている手術前の準備について再確認してみませんか?ここでは「ガウンの装着」「グローブの装着」について「実演映像」と「スライド」を用いて詳しく解説していいきたいと思います。術中のコンタミを防ぐため、触っても良い清潔な部分や触ってはいけない不潔な部分について装着の順を改めて知っていただくことを目的として解説したいと思います。

全2回シリーズ配信中

手洗い〜消毒

ガウン・グローブの装着

※当サイトに掲載される全ての動画、画像、ハンドアウト内⽂章および画像について個⼈使⽤以外の⼀切の⾏為(転写・複製・譲渡・WEB掲載等)を禁じます

関連動画

外科
image image 胸壁腫瘤切除を行なったG.レトリーバー
小材祐介
胸壁腫瘤切除を行なったG.レトリーバー
ここでは胸壁腫瘤があった場合、どのような手術を行うのか、どのような疾患が鑑別に上がるのかをお伝えしたいと思います。手術の大きなポイントは、この部位は胸肺動脈がメインとなって血液が供給される箇所となるため、広背筋の処理を的確に行うことが重要になります。手術方法は様々ですが、一つの方法として押さえていただければと思います。
外科
image image 門脈体循環シャントのパピヨン
小材祐介
門脈体循環シャントのパピヨン
この症例は2歳のパピヨンで、他院で門脈シャントと診断され、セカンドオピニオンで紹介来院しました。この手術のポイントとしては、細くて長いタイプのシャント血管であった場合、通常一回で結紮してしまえば手術で終了になります。それ以外の手技が必要なくなりますが、このタイプの血管にどういったアプローチするのかがひとつ重要になってきます。今回は胃を牽引してその左側の奥を覗いであげることが手技のポイントになります。
外科
image image 犬の紐状異物に対する外科的治療
小材祐介
犬の紐状異物に対する外科的治療
紐状異物は救急疾患で見られる特殊な対応が必要になりますが、注意すべき外科の注意点をこの動画で確認していきたいと思います。患者は数回の嘔吐と、嘔吐物に綿状の遺物が見られたため夜間救急で来院した8歳のトイ・プードルです。この場合に重要となることは、早急診断と早期手術を行うことが大切で、対応が遅れると消化管全体に影響が出てしまいます。画像診断だけに頼るのではなく、触診などを行いながら鑑別することも重要です。
外科
image image 猫の上腕骨骨折に対する外科的治療
小材祐介
猫の上腕骨骨折に対する外科的治療
最近は多くの手術映像を簡単に見ることができますが、今回紹介する「髄内ピン・サークラージワイヤー法」は極めて少ないように感じます。この手術は適応基準が厳しく、その手法を間違えると固定力の低下や逆効果になることが知られています。ここでは上腕骨骨幹部螺旋骨折で来院した雑種猫について、手術映像を中心に解説します。繰り返しになりますが、手術適応の判断を安易行わないように気をつけてください。
外科
image image 門脈体循環シャントの雑種犬
小材祐介
門脈体循環シャントの雑種犬
門脈体循環シャントに関する解説は、今回で3例目になります。ここでは「左胃静脈と奇静脈のシャント」について、雑種犬1歳不妊雌の症例をご紹介します。今回も手術映像を中心に、注意点や確認の手順を交えながらお伝えします。また完全結紮した後に門脈圧が上昇し過ぎていないか、腹水等が出ていないか、容態が変化していないかなど、術後経過を観察する事にも注意が必要です。
整形
image image 猫のモンテジア骨折の整復法
磯野新
猫のモンテジア骨折の整復法
この疾患は、教科書的に「橈骨脱臼を伴う近位尺骨の骨折」と解説され、比較的猫に多い疾患です。他の骨折疾患よりも難易度の高い治療を求められますが、合併症を防ぐなどのポイントをおさえれば難しくはないのかと思っています。ここでは1歳の猫を挙げ、手術映像を中心に整復方法を解説します。