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image image 小腸の超音波検査〜その④:内腔狭窄+拡張パターン〜
石川雄大
2023/01/15公開
小腸の超音波検査〜その④:内腔狭窄+拡張パターン〜
ここでは4つ目の、内腔狭窄+拡張パターンについてお話しします。何らかの原因(構造)により消化管が狭窄、拡張する場合は内腔の狭小化を起こす疾患を疑います。鑑別疾患から考えると、腸腺癌や線維性小腸狭窄があげられ、リンパ腫や好酸球性硬化性線維増殖症なども下位にあげられます。これまでの経験から、拡張を認められた場合はその遠位を追うことが重要です。
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image image 大腸の超音波検査〜大腸の疾患と超音波検査〜
石川雄大
2023/01/15公開
大腸の超音波検査〜大腸の疾患と超音波検査〜
大腸の疾患は、腺腫や腺癌、リンパ腫、平滑筋腫・肉腫などが上位に上がり、犬猫共に共通しています。結腸の超音波検査は糞塊によって腹側しか観察できず、浮腫や肥厚などの変化を捉えることは可能です。小腸のような画像特徴は乏しく、あくまでも病変の有無を捉える検査だと解釈してもらえればいいのかと思います。
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image image 小腸の超音波検査〜小腸の3つのパターン分類のおさらい〜
石川雄大
2023/01/15公開
小腸の超音波検査〜小腸の3つのパターン分類のおさらい〜
これまでに5つのパターン分類のうち、3つ(粘膜高エコー、筋層びまん性肥厚、層構造喪失低エコー)についてお話をしてきました。ここではその復習として、そのポイントをお話ししたいと思います。スクリーニング方法と分類の特徴、リンパ腫と腸腺癌の違いについてお話しします。
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image image 大腸の超音波検査〜下部消化管の超音波検査〜
石川雄大
2023/01/15公開
大腸の超音波検査〜下部消化管の超音波検査〜
ここでは下部消化管の超音波検査として、回盲部の疾患と超音波検査についてお話しします。犬の回盲部の疾患ではGISTが圧倒的に多くその他上がってくる疾患は、小腸や大腸とあまり変わりはありません。こと回腸で注意しなければならない疾患は、脂肪肉芽腫性リンパ管炎でこれだけはしっかりとおさえてください。超音波検査では特徴的な画像を呈することが特徴です。
呼吸器
image image 呼吸器疾患の初期対応4〜各疾患部位に対する蘇生・安定化〜
濵田興
2023/01/06公開
呼吸器疾患の初期対応4〜各疾患部位に対する蘇生・安定化〜
疾患部位のある程度特定ができた後は、それぞれの部位に対する蘇生と安定化を行う必要があります。酸素化について先に触れてきましたが、この他にも鎮静や薬剤、挿管、高体温管理、胸腔穿刺などの方法があります。ここでは私が普段から行なっている安定化のそれぞれの方法についてお話しします。酸素化は治療の一つであり、状況に応じた安定化を心がけるようにしてください。
呼吸器
image image 呼吸器疾患の初期対応1〜初期安定化を理解する〜
濵田興
2023/01/06公開
呼吸器疾患の初期対応1〜初期安定化を理解する〜
よくありがちな考え方の一つとして、呼吸器症状がある=呼吸器疾患と思う方も多いのかと思います。呼吸困難であっても低酸素血症になっていない、または呼吸不全になっていても慢性症状で体が慣れてしまい、呼吸困難にならない症例も多くいます。ここでは実際の呼吸困難の犬の症例や症状を見ながら、酸素供給方法についてお話しします。
呼吸器
image image 呼吸器疾患の初期対応2〜症例の重症度判定について〜
濵田興
2023/01/06公開
呼吸器疾患の初期対応2〜症例の重症度判定について〜
ここでは酸素化と同時に行う重症度判定についてお話しします。私の場合、重症度は緊急度と同じと考えています。判定を誤るなど、治療のタイミングを逃してしまうと死につながる可能性があります。ここでは重症度判定の区分と判断基準について、症例の呼吸音や状態について映像を用いながら解説します。
呼吸器
image image 呼吸器疾患の初期対応3〜疾患部位の特定〜
濵田興
2023/01/06公開
呼吸器疾患の初期対応3〜疾患部位の特定〜
重症度判定を行いながら疾患部位の特定を同時に行なっていきます。特定部位を即座に特定することは不可能なため、一般的には身体検査と超音波検査で大まかに特定ができるようにします。部位を特定するためには、呼吸回数、努力呼吸、呼吸パターンなどいくつかの指標があります。ここでは身体検査と超音波検査についてそのポイントを、実症例を上げながら解説します。
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image image 小腸の超音波検査〜その②:筋層びまん性肥厚パターン〜
石川雄大
2022/12/15公開
小腸の超音波検査〜その②:筋層びまん性肥厚パターン〜
パターン分類の2つ目として、筋層びまん性肥厚パターンについてお話しします。「筋層の肥厚」の診断基準は、粘膜下織よりも筋層が部厚くなっている状態です。鑑別疾患はリンパ腫、慢性腸症、慢性炎症、IBDになります。臨床症状、経過、内視鏡検査を行い、画像だけで診断しないようにすることが重要です。
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image image 小腸の超音波検査〜その①:粘膜高エコーパターン〜
石川雄大
2022/12/15公開
小腸の超音波検査〜その①:粘膜高エコーパターン〜
消化管の異常像を鑑別するにあたり、ここではパターン分類別に解説をしていきます。1つ目は「粘膜高エコーパターン」になります(この言葉は私が勝手につけた名前です)。このパターンが見えた場合、リンパ腫、慢性腸症、リンパ管拡張症を考えていきます。エコー初見と鑑別疾患については様々な症例を見ながらその特徴とポイントについて解説します。
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image image 小腸の超音波検査〜その③:層構造消失低エコーパターン〜
石川雄大
2022/12/15公開
小腸の超音波検査〜その③:層構造消失低エコーパターン〜
パターン分類の3つ目として、層構造消失低エコーパターンについてお話しします。色々な報告で「層構造の消失=悪性腫瘍が示唆された」と言う話を耳にしますが、これは特異的な初見ではないと思っています。確率論で言えば腫瘍であることは事実ですが、腫瘍ではない症例を私は多く見かけます。そのような症例をここで多く紹介しながらパターン分類について解説したいと思います。
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image image 小腸の超音波検査〜疾患の定義と異常を捉えるときの基本〜
石川雄大
2022/12/15公開
小腸の超音波検査〜疾患の定義と異常を捉えるときの基本〜
このセッションでは疾患の定義と異常を捉えるときの基本についてお話しします。消化管の異常はパターン認識から考えるといいでしょう。小腸の疾患異常を捉えるときの基本は、病変の局在、病変の偏在、層構造の消失やバランスの有無、消化管拡張の有無から考えることが重要です。また疾患を引き起こす原因の定義を理解しておくことが重要です。