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  • 2023/09/01公開
  • 長谷川大輔
    日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科獣医放射線学研究室 教授
    長谷川大輔
    日本獣医畜産大学獣医学部獣医学科を卒業後、同大学院獣医学研究科を修了。同大学獣医放射線学教室助手・講師を経て、2014年より日本獣医生命科学大学臨床獣医学部門治療学分野准教授を、2019年より同大学獣医学部獣医学科獣医放射線学研究室教授を務める。

神経学的検査の目的を再認識

神経学的検査の最大の目的は「病変部位の特定」です。この動画では、神経学的検査の目的・脳から脊髄にかけて検査から特定できる部位、検査表を用いた評価の方法といった基礎的な内容をおさらいします。ここではさらに、神経疾患の分類、発症からの経過時間おける各疾患の変化・進行をグラフやチャートでわかりやすく解説し、考え方の整理を行います。

「神経学的検査法」シリーズ

Part 1

神経学的検査の基礎

・神経学的検査の目的
・病変の局在
・検査表/評価法
・個体情報
・DAMNIT-V分類
・てんかん発作の有無

Part 2

観察I

・意識状態(覚醒レベル)
・知性と行動
・姿勢

Part 3

観察II

・歩様
・不随意運動
・触診について

Part 4

Hands-On検査I

・意識的プロプリオセプション
・跳び直り反応
・踏み直り反応
・姿勢性心筋突伸反応
・例題

Part 5

Hands-On検査II

・伸展反射と屈曲反射
・膝蓋腱反射
・橈側手根伸筋反射
・引っ込め反射
・交叉伸展反射
・例題
・会陰反射
・皮筋反射

Part 6

脳神経検査I

・脳神経12対/原則
・顔面の対称性
・眼瞼反射・角膜反射
・威嚇瞬目反応
・瞳孔の対称性・対光反射

Part 7

脳神経検査II

・斜視/眼振(Hands-Off)
・生理的眼振
・顔面知覚
・例題

Part 8

その他の検査

・痛覚検査
・排尿機能

Part 9

脊髄と末梢の局在診断

・UMNとLMN
・病変部位の考え方
・末梢神経

(2024年〜公開)

Part 10

脳の局在診断

(2024年〜公開)

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