image play video
  • 2023/07/01公開
  • 小野啓
    パル動物病院(静岡県)
    小野啓
    麻布大学獣医学部獣医学科を卒業後、2002年麻布大学大学院獣医学研究科獣医学専攻博士課程を修了する。その後、パル動物病院に勤務し、現在に至る。

ありそうでなかった!「眼科手術」の準備と基本を再復習

眼科外科手術の基礎として、手術室のレイアウト・術野の準備・術者のポジショニングについてご紹介します。手術中は手技の進行と同時に様々な機械に触れるため、機能的で動きやすいレイアウトを心がけましょう。また、手術前の術野準備は全ての手術に共通しますが、ここでは眼科手術の術野である「眼球と眼球周辺」について、毛刈りから消毒まで、保定のポイント、そして必要な器具の揃え方を詳しくご紹介します。

犬と猫の「眼科外科」シリーズ

▼基礎講義
眼科手術入門
– 消毒・保定法 –
▼オペ解説
犬のチェリーアイ
– アンカー法による瞬膜腺整復術 –
▼オペ解説
眼瞼腫瘤の摘出術
▼オペ解説
猫の眼瞼内反症の治療
– Hotz-Celsus変法 –
▼オペ解説
犬の白内障手術

– 超音波乳化吸引術・眼内レンズ挿入 –

▼オペ解説
若齢犬の白内障手術
– 超音波乳化吸引術 –
▼オペ解説
水晶体脱臼
– 水晶体嚢内摘出術 –
▼オペ解説
眼球摘出手術
– 径眼瞼法 –
※当サイトに掲載される全ての動画、画像、ハンドアウト内⽂章および画像について個⼈使⽤以外の⼀切の⾏為(転写・複製・譲渡・WEB掲載等)を禁じます

関連動画

眼科
image image 犬の潰瘍性角膜炎〜角膜結膜転移術〜
小野啓
犬の潰瘍性角膜炎〜角膜結膜転移術〜
深層角膜潰瘍や角膜穿孔に適応される角膜結膜転移術です。ここでは、潰瘍性角膜炎でデスメ膜露出を伴う14歳パピヨンを例とし、術式についてイラスト図解説とポイント予習を行なったうえで、実際のオペ映像にて一つずつ解説していきます。切開範囲と綺麗な皮弁作成のコツ、薄い結膜の伸ばし方、デスメ膜上の上皮の扱い方、縫合方法のポイントとピットフォールなどを紹介します。
眼科
image image 緑内障の外科治療〜強膜内シリコンボール挿入手術〜
小野啓
緑内障の外科治療〜強膜内シリコンボール挿入手術〜
強膜内シリコンボール挿入術は緑内障外科治療の一つで、視覚喪失時の疼痛緩和を目的としています。この動画ではシリコンボール挿入の基本として、必要な器具・器材と術式の手順、シリコンボールの知識とサイズの決め方をしっかり復習。実際のオペ動画をもとに内容物摘出時の注意点やポイント、ピットフォールなどをお伝えしつつ、適応ができない病態や術後の経過・ケアについても丁寧に解説します。
眼科
image image 犬の潰瘍性角膜炎〜角膜自家表層移植術〜
小野啓
犬の潰瘍性角膜炎〜角膜自家表層移植術〜
角膜自家表層移植術は角膜結膜転移術とは異なり角膜のみで覆う術式で、透明度が高く強度が高いのが特徴です。この動画では、移植片の採取位置とその理由、必要な厚さ、トレパン刃とゴルフ刀を用いた採取方法、移植先の土台作り、移植のコツ、縫合のポイントまで、それぞれのピットフォールと共に1つずつ解説します。実際のオペ動画で小野先生の丁寧で鮮やかな手技をぜひお楽しみください。
眼科
image image 類皮腫の外科治療〜腫瘍切除・結膜皮弁術〜
小野啓
類皮腫の外科治療〜腫瘍切除・結膜皮弁術〜
類皮腫は先天性疾患でよく見られる症例ですが、摘出に際しては角膜と結膜の基本的な取り扱い技術が集約されているため、スキルアップのためもここでご紹介します。動画では、最も適した手術器具をその理由とともに丁寧にご紹介します。さらにオペ動画を用いて切開技術とそれに伴う注意点やコツもしっかり解説しますので、眼科外科の経験がまだ少ない方にも最適な動画です。
眼科
image image 若齢犬の白内障手術〜超音波乳化吸引術〜
小野啓
若齢犬の白内障手術〜超音波乳化吸引術〜
若い年齢に対する白内障手術は気を付けることが多くあります。この症例では「過熟期白内障および水晶体起因性ぶどう膜炎」を患う1歳8ヶ月のフレンチブルドッグを例とし、ステロイド治療後の手術症例を解説します。ステロイドによる影響、そして若齢での大きなピットホールになりうる前嚢切開とレンズ挿入について、の注意点やその後の影響・再発リスク等を踏まえてお伝えします。
眼科
image image 水晶体脱臼〜水晶体嚢内摘出術〜
小野啓
水晶体脱臼〜水晶体嚢内摘出術〜
この動画では水晶体脱臼・亜脱臼における水晶体摘出手術について、水晶体脱臼の原因・リスク・好発犬種について解説した後に、実際の症例・オペ映像をご覧いただきます。難しい角膜切開のピットホールや丁寧な切開のコツ、使用器具、水晶体摘出時の注意点、前房内の硝子体に対する処置、そして術後の確認について、図解を交えてわかりやすくお伝えします。