新着動画一覧
画像
細菌性肺炎の胸部X線検査


石川雄大
2022/01/15公開
細菌性肺炎の胸部X線検査
ここでは、臨床現場において遭遇頻度の高い細菌性肺炎について胸部X線検査の読影方法を解説します。所見のポイントとして、不透過性亢進領域の分布/12~24時間後の変化/肺超音波検査、この3つを丁寧に見ていく必要があります。実際の2症例の画像と図式を用いて、より具体的に解説していきます。
神経
脳腫瘍の雑種猫


神志那弘明
2022/01/15公開
脳腫瘍の雑種猫
ここでは脳腫瘍を患った猫についてお話しします。主訴では視点が合わないなどの症状があるとのことで来院し、最終診断としてMRI検査画像において脳室内に大きな腫瘤が認められました。診断で重要なことは、シグナルメントや症状、ヒストリーからの情報をもとにして、脳腫瘍を疑うことができるかどうかが重要です。また猫の脳腫瘍は良性であることが比較的多く、外科的治療が奏功するケースが多いため積極的な外科治療を行なっています。今回も手術映像を交え解説します。
救急
医原性に尿腹を生じた尿道閉塞の猫の内科的管理


杉浦洋明
2022/01/15公開
医原性に尿腹を生じた尿道閉塞の猫の内科的管理
ここでは猫の尿道閉塞についてお話しします。症例は血混じりの嘔吐・下痢を主訴で来院したアメリカンカールです。尿道閉塞は臨床でもよく遭遇する緊急疾患で特に雄猫が圧倒的に多い疾患ですが、今回は救急現場で行う検査・診断・治療について解説します。稀に膀胱穿刺による尿腹の発生やカテーテル操作による膀胱/尿道の損傷など、引き起こされる事故への注意点についても説明。尿道閉塞+膀胱圧迫といったイレギュラーな症例も紹介します。
外科
腎切開術を行ったT.プードル


岩井聡美
2022/01/06公開
腎切開術を行ったT.プードル
本症例は左腎に結石が複数存在し、手術手技が少し煩雑した内容について紹介します。各種検査から無菌性腎盂腎炎と診断し、治療法として腎切開術にて結石を摘出することしました。腎切開を行うことで腎機能が一時的に低下します。手術による虚血などもその要因の一つです。そのため迅速な対応を行いながら手術を行うことがポイントになります。腎機能を温存することを第一に考え、解剖学的な特徴を考慮した手技を行わなければなりません。
外科
尿道切開術を行ったパピヨン


岩井聡美
2022/01/06公開
尿道切開術を行ったパピヨン
尿道切開を行う場所によって手術の煩雑さは変わってきますが、ここでは陰茎骨内という狭い範囲で結石が見つかった症例について解説します。検査結果から感染や炎症はありませんでしたが、尿道結石と前立腺過形成の疑いと診断し尿道切開の手術を行いました。ポイントとして、尿道粘膜をしっかりと縫合し出血のリスクを抑えること、海綿体を損傷しないことが中心になります。適切な縫合を行うことを心がけて手術を行うようにしています。
外科
会陰尿道造瘻術を行ったM.ダックスフント


岩井聡美
2022/01/06公開
会陰尿道造瘻術を行ったM.ダックスフント
尿道周囲の悪政上皮性腫瘍による尿道閉鎖に対し、会陰尿道造瘻術を行なった症例について解説します。この症例は尿道を腫瘍が外的に圧迫してしまい、腎後性の腎障害に至るぐらいの進行状況でした。膀胱-尿道の全摘も治療法の一つとして考えられますが、今回はQOLの維持を優先に考え腫瘍、尿道、精巣を含めた摘出を行いました。尿道造瘻術の手術ポイントは尿道粘膜の取り扱い、出血を抑えるために皮膚、白膜、粘膜を的確に縫合することが重要です。
外科
尿管切開術を行った雑種猫


岩井聡美
2022/01/06公開
尿管切開術を行った雑種猫
尿管の手術を行うにあたり重要ポイントは、尿管の粘膜層、粘膜固有層に大きな損傷を与えないことです。この粘膜は損傷すると繊維化が起こりやすくなると言われており、もともと結石で粘膜層に損傷を受けている臓器に、更に医原性なダメージを与えてしまうことは避けなければなりません。そのためには「カウンタートラクションテクニック」を行うことが望ましいと考えます。ガイドワイヤーを用いたその手技を中心に、手術動画を通じて解説します。
外科
会陰尿道造瘻術を行った雑種猫


岩井聡美
2022/01/06公開
会陰尿道造瘻術を行った雑種猫
猫の会陰尿道造瘻術は臨床でも行う機会は多いかと思います。術式も多くありますが今回は私が行なっている術式について解説します。基本的には包皮粘膜をしっかりと残すことと、狭窄を防ぐためにきれいな縫合を行うことが目的です。包皮や尿道粘膜の取り扱いに注意し、組織を併置することが重要ですが、細菌感染や結石などの炎症産物が起きないよう、再発を防ぐために食事や飲水管理を飼主さんと協力しながら行うことが必要になります。
整形
膝蓋骨内方脱臼に対する外科的治療(後編)


磯野新
2021/12/15公開
膝蓋骨内方脱臼に対する外科的治療(後編)
前編に続き、ここでは縫工筋転移術・脛骨粗面転位術・関節包縫縮術について解説します。縫工筋転位術、関節包縫縮術は全ての症例で行いますが、脛骨粗面転位術は膝蓋骨の収まりが悪い時やアライメントが悪い時に行います。適宜対応ができるよう準備をしてから手術に臨むようにしてください。
循環器
呼吸促迫・後肢麻痺で来院した雑種猫


岩永孝治
2021/12/15公開
呼吸促迫・後肢麻痺で来院した雑種猫
呼吸促迫と後肢麻痺で来院した雑種猫についてお話しします。この患者は血栓塞栓症と肺水腫で救急来院されました。ここでは血栓溶解治療(t-PA)を行わずに抗血栓治療を行ない、血栓をゆっくりと時間をかけ溶解し(時間はかかりましたが)運動機能容態が回復した症例について解説します。
画像
犬の心臓のX線検査(2)


石川雄大
2021/12/15公開
犬の心臓のX線検査(2)
この映像は左心房の拡大と右心・左心のバランスの変化についてお話をします。心臓のX線読影するに当たりX線解剖を理解することは非常に重要です。ここでは左心房の正しい位置、左房測定のポイント、心陰影の見方、右心・左心のバランスなどについて実症例の画像を見ながら解説いたします。
検査法
[神経学的検査法]脳神経・瞳孔の対称性


長谷川大輔
2021/12/15公開
[神経学的検査法]脳神経・瞳孔の対称性
瞳孔の対称性と対光反射の検査について説明します。瞳孔の対称性については室内光の下で左右の瞳孔を観察します。動物の正面に立ち、左右差の違いと散瞳・縮瞳の有無を確認します。左右の瞳孔の大きさに差がある場合は、脳神経の問題や眼科疾患を考えます。対光反射の確認はペンライトを用いて瞳孔の収縮を確認します。両眼が見える位置で、片眼ずつに光を当て、それぞれの眼に縮瞳があるかを確認します。異常の場合、脳神経系または視神経に問題があると考えます。