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  • 2022/01/15公開
  • 神志那弘明
    KyotoAR動物高度医療センター センター長
    神志那弘明
    酪農学園大学酪農学部獣医学科を卒業後、一次診療勤務の経験を経て、2001年に米国フロリダ大学獣医学部研究員に着任。その後、同大学大学院修士課程(小動物臨床学専攻)および博士課程(小動物臨床学専攻)を修了する。2008年より岩手大学農学部獣医内科学研究室助教を務め、2010年からは岐阜大学応用生物科学部獣医臨床放射線学研究室准教授として臨床の傍ら後進の指導・育成にあたる。2022年4月よりKyotoAR動物高度医療センターセンター長に就任し、現在に至る。

猫の脳室内腫瘍の特徴と治療

ここでは脳腫瘍を患った猫についてお話しします。主訴では視点が合わないなどの症状があるとのことで来院し、最終診断としてMRI検査画像において脳室内に大きな腫瘤が認められました。診断で重要なことは、シグナルメントや症状、ヒストリーからの情報をもとにして、脳腫瘍を疑うことができるかどうかが重要です。また猫の脳腫瘍は良性であることが比較的多く、外科的治療が奏功するケースが多いため積極的な外科治療を行なっています。今回も手術映像を交え解説します。
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