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  • 2022/11/15公開
  • 石川雄大
    Vet Imaging Support 代表
    石川雄大
    帯広畜産大学畜産学部獣医学課程を卒業後、愛知県の動物病院で経験を積み副院長を務める傍ら、画像診断分野を専門とし、DVMsどうぶつ医療センター横浜やVetpeer遠隔診療サポートにて画像診断を担当する。2019年よりVet Imaging Support を立ち上げ、フリーランス画像診断医としてより多くの病院をサポートしている。

犬猫の多くの実症例を用いた「浮腫」と「腺癌」画像の見極め方

画像診断が難しい疾患の一つとして「ひどい嘔吐により胃腺癌が浮腫している」など、「胃炎」として診断されることが見受けられます。ここでは「浮腫(胃炎)」なのか「胃腺癌」なのかを見慣れていただくため、多くの画像を、犬と猫の症例を用いながら解説していきます。潰瘍については胃に限らす、小腸や十二指腸であってもエコー検査では描出しにくいことが特徴にあります。
犬と猫の「胃の超音波検査」シリーズ

Part 1

胃の疾患と基礎解剖

Part 2

各臓器の描出仕方と注意点

Part 3

胃の疾患を知ろう

Part 4

浮腫・腺癌を見まくる

Part 5

胃に対するCT検査・まとめ

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症例画像解説の後半として、前半と同様に犬や猫の実症例画像を8つ+おまけ1症例挙げ、私見を交えながらその考え方と解説をしていきます。最後に頭部画像検査のまとめとして、メッセージをお伝えします。
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ここからは症例画像を見ながら、解剖学的な視点を交え、画像所見や意識するポイントについてお話しします。前半部分として、6症例の画像を挙げ、不透過性の程度、分布、鼻甲介構造、前頭洞、鼻咽頭に注目して考えてみましょう。
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ここでは4つ目の、内腔狭窄+拡張パターンについてお話しします。何らかの原因(構造)により消化管が狭窄、拡張する場合は内腔の狭小化を起こす疾患を疑います。鑑別疾患から考えると、腸腺癌や線維性小腸狭窄があげられ、リンパ腫や好酸球性硬化性線維増殖症なども下位にあげられます。これまでの経験から、拡張を認められた場合はその遠位を追うことが重要です。