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  • 2025/04/01公開
  • 三木 悠矢
    Cirrus 代表
    三木 悠矢
    2014年鳥取大学を卒業。兵庫県内の動物病院に勤務。2019年からはJACCT動物心臓血管ケアチーム麻酔科科長として近畿動物医療研修センター附属動物病院にも勤務。また、日本獣医循環器認定医や日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医を取得し、2024年には株式会社Cirrusを設立。全国の一次診療施設や二次診療施設での、麻酔指導やサポートにも携わっている。

心筋症を理解する

今回ご紹介する麻酔管理のコツは「肥大型心筋症」。麻酔を管理する上で必要な情報はやはり血行動態の把握にあります。[-Part1-]では肥大型心筋症について左室の心筋が肥大することで何が起きるのかについてご解説いただきます。特にエコーで診る際、犬の肥大型心筋症であれば高齢や血液の逆流など判断しやすいですが、猫の心筋症は「肥大型心筋症」の他にも症状がありなかなか確定判断が難しいです。しかし、循環の維持を行うために症状の把握は必要となり、把握することで的確なアプローチへつながります。まずは、左室の心筋が肥大することで左房、左室で起こっている状態、そこから起こる障害について理解し、また、それぞれの変化により肺循環、また心拍出量などにどう影響しどんな症状を引き起こしてしまうのか。それらを理解した上で実際に麻酔に必要な薬や対応について[-Part2-]以降お話しいただきます。

疾患別麻酔検査のコツ ①

概論

基礎疾患と循環と麻酔

糖尿病-Part1-

病態の理解

糖尿病-Part2-

麻酔/周術期管理

疾患別麻酔検査のコツ ②
疾患別麻酔検査のコツ ③

肥大型心筋症-Part2-

様々な機能低下

肥大型心筋症-Part3-

血行動態の維持 / 術中術後の管理

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