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  • 2025/03/01公開
  • 三木 悠矢
    Cirrus 代表
    三木 悠矢
    2014年鳥取大学を卒業。兵庫県内の動物病院に勤務。2019年からはJACCT動物心臓血管ケアチーム麻酔科科長として近畿動物医療研修センター附属動物病院にも勤務。また、日本獣医循環器認定医や日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医を取得し、2024年には株式会社Cirrusを設立。全国の一次診療施設や二次診療施設での、麻酔指導やサポートにも携わっている。

血液の循環を理解する

本映像では「僧帽弁閉鎖不全症」の症例での麻酔管理について全3回に渡りご解説いただきます。まず、麻酔をかける上で大切なのは症状の重症度ではなく、血行動態を把握し、健常時と同じように血行動態を維持していくことにあります。そのためにエコー検査でまず血液の流れを把握することが重要です。また、僧帽弁閉鎖不全症では左心房への血液の逆流が増えるとともに心拍出量が低下するためDO2も低下し全身臓器に障害を生じます。更に麻酔下では血液の循環が悪くなるため、術中は血液循環を改善するための対策が必要です。そのためには血圧を上げることが必要となるのですが、ではただ後負荷をあげ血圧をあげればいいのか?薬(ドブタミン)を投与したら血圧は改善されるのか?血圧を上げるために注意するべきポイントについてご解説。

疾患別麻酔検査のコツ ①

概論

基礎疾患と循環と麻酔

糖尿病-Part1-

病態の理解

糖尿病-Part2-

麻酔/周術期管理

疾患別麻酔検査のコツ ②

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