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  • 2021/10/15公開
  • 杉浦洋明
    横浜動物救急診療センター VECCS横浜 院長
    杉浦洋明
    2006年に東京農工大学を卒業。在学中は微生物学研究室に所属。6年間木俣動物病院(浜松市)にて一般臨床に従事。2012年よりDVMsどうぶつ医療センター横浜救急診療センターに入職し、2015年より同センター長として、救急チームを率いながらER・ICU分野の発展を期して活動。2022年6月に横浜動物救急診療センター VECCS横浜を設立。

そもそもどうやって疑う?

この症例はボストンテリア1歳の未避妊雌で、夕食後に未消化フードを嘔吐し、体が冷たくなったということで来院しました。すぐに各種検査を実施し再度問診を行い診断しました。その後処置を施し回復に至っています。今回は検査結果から「アナフィラキシーショック」と暫定診断を行いました。アナフィラキシーは皆さんご存知の病態かと思いますが、ポイントは “アナフィラキシーショックをどう診断したのか”です。診断に至る考え方について症例を交えお伝えします。
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