

- 2021/09/01公開
救急
猫の動脈血栓塞栓症
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救急
犬の心原性肺水腫


杉浦洋明
犬の心原性肺水腫
「犬の心原性肺水腫」は代表的な緊急疾患の一つです。一般的な治療が厳しい症例に対して「人工呼吸管理を提案すべきか」という考え方がありますが、動物病院においては大きな課題であると考えられます。今回は救命を第一に考え、人工呼吸管理で生還した症例について紹介したいと思います。
救急
医原性に尿腹を生じた尿道閉塞の猫の内科的管理


杉浦洋明
医原性に尿腹を生じた尿道閉塞の猫の内科的管理
ここでは猫の尿道閉塞についてお話しします。症例は血混じりの嘔吐・下痢を主訴で来院したアメリカンカールです。尿道閉塞は臨床でもよく遭遇する緊急疾患で特に雄猫が圧倒的に多い疾患ですが、今回は救急現場で行う検査・診断・治療について解説します。稀に膀胱穿刺による尿腹の発生やカテーテル操作による膀胱/尿道の損傷など、引き起こされる事故への注意点についても説明。尿道閉塞+膀胱圧迫といったイレギュラーな症例も紹介します。
救急
左心房破裂と前肢動脈血栓塞栓症の併発を疑った犬


杉浦洋明
左心房破裂と前肢動脈血栓塞栓症の併発を疑った犬
今回は左心房破裂と前肢動脈血栓塞栓の併発を疑った犬というテーマで、左心房破裂をポイントに解説します。犬が左心房破裂するという状況は、僧帽弁逆流が起こり、左心房壁の損傷・亀裂が発生、そこから血液が流出し心タンポナーデが起こるという流れになります。ごく稀な救急疾患ではありますが、近年この疾患の発症報告は増えています。発症率や予後についての見解は定まっておりませんが、頭の片隅に入れておいてほしい疾患です。
救急
犬のアナフィラキシーショック


杉浦洋明
犬のアナフィラキシーショック
この症例はボストンテリア1歳の未避妊雌で、夕食後に未消化フードを嘔吐し、体が冷たくなったということで来院しました。すぐに各種検査を実施し再度問診を行い診断しました。その後処置を施し回復に至っています。今回は検査結果から「アナフィラキシーショック」と暫定診断を行いました。アナフィラキシーは皆さんご存知の病態かと思いますが、ポイントは “アナフィラキシーショックをどう診断したのか”です。診断に至る考え方について症例を交えお伝えします。
救急
猫の動脈血栓塞栓症


杉浦洋明
猫の動脈血栓塞栓症
猫の動脈血栓塞栓症は稀な疾患ですが、緊急疾患の一つです。この疾患には色々な治療法が提唱されておりますが、この症例を通じてお伝えしたいことは、この疾患は致死率が非常に高いということです。つまり、治療を行う獣医師と飼い主様がしっかりとそれを認識しなければなりません。その事を知ってもらいたいと考えており、本症例を通じてお伝えできればと思います。
救急
犬の難産


杉浦洋明
犬の難産
犬の出産に関して、実際に立ち会わない獣医師も多いかと思いますが、ある日突然訪れるのがこの「難産」です。急な対応を迫られる状況もあるかと思うので知っておく必要があるかと思います。分娩には帝王切開になることも多々ありますが、会陰切開を行うことも稀にあります。後者は普段あまり行うことはありませんが、本症例を通じてご紹介させていただきます。