新着動画一覧
循環器
来院1週間前に肺水腫が発症する日本猫


岩永孝治
2022/09/15公開
来院1週間前に肺水腫が発症する日本猫
この症例は日本猫で、肺水腫を発症し数日前から食欲が低下したとのことで来院しました。すでに紹介医では心不全の治療を行なっており、腎臓に負担がかかっているのではないかと推測しました。“左室二腔症による心不全”と診断し、左室内に血栓が形成されていました。血栓の発生箇所は左心房に多く発生しますが、中には左心室に血栓ができることもあります。
画像
猫の腹部X線検査のポジショニング法


竹内充彦
2022/09/15公開
猫の腹部X線検査のポジショニング法
ここでは猫の腹部X線検査のポジショニングについてお話しします。ポジショニングを向上させるためのポイントは、解剖学的知識を深く持つことで、骨格の形状や臓器の位置関係を知っておくとその精度は上がります。患者が猫の場合、怒らせないこと、大きな音を立てないこと、急激な動作を避けるなどを心掛けましょう。実際の撮影をイメージするために猫を用いての解説を行います。
循環器
若齢アメリカンショートヘアの心雑音


井口和人
2022/09/15公開
若齢アメリカンショートヘアの心雑音
この動画は「若齢の猫の心雑音」についてお話しします。猫では「先天性心疾患」が多く、状況によっては死に至るケースがあるので、注意しながら診療を心掛けましょう。今回紹介する症例は「かなり重症な心疾患」で、他院にて麻酔のリスクから去勢手術ができないと指摘され、当院に来院しました。ここでは、大きめの心雑音に対する考え方と診断のポイントをご解説します。
神経
脊髄梗塞の猫の一例


中田浩平
2022/09/15公開
脊髄梗塞の猫の一例
この症例は「両後肢麻痺を主訴」に来院した雑種猫です。来院時の検査結果から「脊髄梗塞の急性発症」を示しており、髄内に病変が認められました。臨床経過として自然回復を示した典型的な結果を辿った症例となります。ポイントは髄内病変の確定が困難ですが、このような症例の場合、他の生命予後に関わる疾患を先に除外することが重要です。
神経
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips1]外側アプローチをマスターしよう!


神志那弘明
2022/09/01公開
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips1]外側アプローチをマスターしよう!
今回は胸腰椎椎間板ヘルニアのTipsとして5つに分けお話をします。最初のテーマは「外側アプローチをマスターしよう」です。アプローチ法を大きく分けると「背側」と「外側」になりますが、ここでは後者を中心に、メリット、パターン、ポジショニング、器具の使い方についてお話しします。ただ単にアプローチを行うのではなく、術野の確保や軟部組織の温存を意識した低侵襲な手術を意識することが大切です。
神経
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips2]サクション管を使いこなせ!


神志那弘明
2022/09/01公開
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips2]サクション管を使いこなせ!
今回は胸腰椎椎間板ヘルニアのTipsとして5つに分けお話をします。2つ目のテーマは「サクション管を使いこなせ」です。あらゆる神経外科において、このサクション管を使うシーンは多くあり、その目的は血液や体液、生食を吸い取ることだけではありません。組織の牽引支持や圧迫止血、骨を削る際のリトラクターとして、狭い術野で活用が効く器具の一つです。手術シーンなどをお見せしながら解説します。
神経
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips3]骨切削のテクニック


神志那弘明
2022/09/01公開
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips3]骨切削のテクニック
今回は胸腰椎椎間板ヘルニアのTipsとして5つに分けお話をします。3つ目のテーマは「骨切削のテクニック」です。精密な手術を行う際にラウンドバーは必ず必要になりますが、使い方や選択を誤ると大きな事故を起こし兼ねません。使い方を熟知し、骨切削を行う範囲をプランニングすることで事故を防ぎ、精密な手術を行うことができるようになります。そのた必要な器具や装置を交え、その重要性についてお話しします。
神経
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips5]止血法を覚えれば怖くない


神志那弘明
2022/09/01公開
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips5]止血法を覚えれば怖くない
今回は胸腰椎椎間板ヘルニアのTipsとして5つに分けお話をします。5つ目のテーマは「止血法を覚えれば怖くない」です。どんな手術でも出血を最小限に抑えることは必要ですが、出血しやすい部位を知っておくことが重要です。同時に、神経外科では神経組織を傷めないことも忘れてはいけません。止血法を多く知っておくことでバリエーションが増え、冷静な対応が可能になります。
神経
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips4]椎間板の摘出テクニック


神志那弘明
2022/09/01公開
[胸腰椎椎間板ヘルニアTips4]椎間板の摘出テクニック
今回は胸腰椎椎間板ヘルニアのTipsとして5つに分けお話をします。4つ目のテーマは「椎間板の摘出テクニック」です。椎間板ヘルニアの状況により手術方法と目的が異なります。ここでは幾つかの動画を用いながら、また普段から使っている器具紹介を交えながら、テクニックとポイントについてお伝えします。圧迫の位置や程度を確認し、摘出プランを考えた上で正確な手術を行えるようにしましょう。
検査法
[神経学的検査法]脳神経・顔面知覚


長谷川大輔
2022/08/15公開
[神経学的検査法]脳神経・顔面知覚
ここでは顔面知覚の検査について解説します。この検査は上顎及び下顎の口唇を、爪やピンセットなどでつまみ、痛みを感じているかを確認します。痛みがある場合は拒否反応を示すので分かりやすいかと思いますが、上顎の口唇をつまんでも反応が出ない場合があるので、このような場合は鼻の穴を刺激します。「こより」などを用いて反応を確認しましょう。この検査では、三叉神経の反応の有無を確認するために行います。
神経
四肢ふらつきとCRP高値を認めた犬の一例


小畠結
2022/08/15公開
四肢ふらつきとCRP高値を認めた犬の一例
ここでは高齢のゴールデン・レトリーバーの症例についてお話しします。家では「四肢起立不能」という状態でしたが、来院検査時には「ふらつく」という状態でした。犬の四肢ふらつきというと神経疾患の可能性が高いと思ってしまいますが、実はCRP高値を併発していた場合には他の疾患特に多発性関節炎がおきている可能性があります。その認識をしながら検査を実施し原因が何であるのかをしっかりと見極めることが重要になります。
救急
犬の気胸


杉浦洋明
2022/08/15公開
犬の気胸
この動画では「気胸」についてお話しします。今回は夜中呼吸荒くなり来院した8歳のトイ・プードルの症例を紹介しながら、「気胸」についての概論、救急現場での処置法と管理法を解説します。今回ご紹介する症例のように「1回の胸腔穿刺で治癒した」というケースは多くあります。犬も猫も基本的な考え方は同じで、臨床現場で「気胸」の症例に遭遇した場合、慌てずに冷静に胸腔穿刺を行うことがおすすめです。