新着動画一覧
画像
2022/07/15公開
猫の胸部のX線検査
ここで猫の心原性肺水腫についてお話をします。猫の心原性肺水腫は犬と違い、画像所見に特徴的なパターンは存在しないので外想しないよう注意が必要です。また肺野に不透過性亢進を認められる場合のVHS測定や、肺血管の評価(張り)や心陰影形状の評価など、総合的な判断を行うことで、精度の高い診断を得ることができます。
画像
2022/07/15公開
猫の胸部X線検査のポジショニング法
猫の胸部X線検査のポジショニング法についてお話をします。正確な検査を行うにはポジショニングがとても重要になります。骨格の形状や臓器の位置関係など、解剖学的な知識の他に、検査を行う動物との接し方もポイントの一つになります。具体的な胸部X線検査のポジションの取り方や撮影するタイミング、注意点などについてはデモストレーション映像を見ながら詳しく解説していきたいとおもいます。
循環器
2022/07/15公開
心筋症のスクリーニング検査を実施した雑種猫の症例
心筋症について、ガイドラインでは5つに分類に分けられていますが、そこには明確な診断基準は示されていません。循環器の診療を苦手とする先生においては、その判断に迷われる先生が多くいるのかと思っています。今回は咳を理由に来院した雑種猫を題材に、個人的な見解を交えながらその分類と、スクリーニング検査方法について解説したいと思います。
外科
2022/07/01公開
尿道包皮吻合術を行なったM.ダックスフント
肛門嚢腺癌の切除部分から液体が出ていて、排尿困難を主訴に紹介来院したミニチュア・ダックスフントの症例を紹介します。断裂してしまった尿道に対し端々吻合をすることは不可能ではありませんが、犬の場合は海綿体が発達しているため骨盤腔内での整復は難しくなります。それらを考え、今回は「尿道包皮吻合術」を行ないました。ここでは手術用顕微鏡を用いた尿道包皮吻合の方法、テクニック、注意点及び術後管理について詳しく解説していきます。
外科
2022/07/01公開
腎臓全切除術を行なった雑種猫
この映像は腎臓全切除術についての話です。症例は1歳の雑種猫で、原因不明の尿管損傷による重度水腎症と診断しました。重度な水腎症かつ癒着、線維化の状況であるため尿管再建が不可能となり、ここでは「腎臓全切除術」を選択し手術を行いました。手術解説の前に「腎全切除術の適応疾患や術前腎機能の検査」についてお話をします。手術映像ではその術式、切除時に注意すべきポイント、血管処理の仕方、切除術のテクニックについて解説します。
外科
2022/07/01公開
尿道端々吻合術を行なった雑種猫
「原因不明の尿道損傷」の症例に遭遇した場合、どのような術式で再建すればいいのでしょうか。ここでは「骨盤腔内尿道損傷の猫」の症例を紹介しながら解説したいと思います。尿道・尿管のような内腔臓器は、狭窄が起きると命取りになってしまうことがあります。尿道治癒に影響する要因を理解した上で、一つ一つを意識しながら、狭窄を起こさないように丁寧な手術を行うことが重要なポイントになります。
外科
2022/07/01公開
尿管膀胱新吻合術を行なったS.フォールド
尿管結石による尿管閉塞と診断した3歳のスコティッシュ・フォールドの症例を紹介します。治療法として尿管手術を行いますが、結石の場所によってその術式の選択が異なります。本症例の場合、尿管端々吻合術より「尿管膀胱新吻合術」の方が尿管狭窄などの合併症を減らせるメリットがあり、また結石の部分も尾側寄り膀胱の近位でしたので、尿管膀胱新吻合術を選択しました。実際のオペ動画を交えて「尿管膀胱新吻合術の術式」や「膀胱内側・外側のアプローチ」などについて解説します。
外科
2022/07/01公開
尿管端々吻合を行なった雑種猫
尿管の手術では粘膜潰瘍の発生や尿もれなど、術後の合併症を起こすなどのリスクが高くなります。尿管の支持組織層である粘膜固有層に、運針の取り幅や結びの強さなどを上手くコントロールしながら、縫合をしっかり行うことがポイントです。また、尿管損傷程度を把握した上で切除の部分を決めることも重要なポイントになります。ここでは、手術時に尿管損傷を主訴に紹介来院した猫の症例を挙げ、実のオペ動画を見ながら尿管端々吻合術について解説していきます。
神経
2022/06/15公開
行動異常を呈する高齢のI.グレーハウンド
今回は徘徊・四肢ふらつきなど神経症状を主訴に来院したイタリアン・グレーハウンドですが、各種検査を実施したところ「門脈体循環シャント」が認められました。この疾患は通常”若齢”で発症するイメージがありますが、高齢の場合、顕在化する症例が比較的多く見られます。ここで検査・診断及び治療について詳しく解説したいと思います。
外科
2022/06/15公開
門脈(腸間膜静脈)留置について
この映像は「門脈圧測定」や「門脈造影検査」で実施する手技の一つ「門脈留置」を紹介しています。門脈留置は非常にシンプルで、なおかつ術中操作に対し”抜け落ちるリスクが少ない”という特徴を持った固定方法です。残念ながら、この手技に関する参考文献や解説動画は意外と少ないので、シンブルに行うコツや注意点についてこの動画で解説したいと思います。今後の手術に役を立ちますので、是非ご参考ください。
救急
2022/06/15公開
犬の心原性肺水腫
「犬の心原性肺水腫」は代表的な緊急疾患の一つです。一般的な治療が厳しい症例に対して「人工呼吸管理を提案すべきか」という考え方がありますが、動物病院においては大きな課題であると考えられます。今回は救命を第一に考え、人工呼吸管理で生還した症例について紹介したいと思います。
循環器
2022/06/15公開
呼吸促迫を主訴に来院したチワワ
呼吸促迫を主訴に来院したチワワについてお話しをします。来院時検査で「前尖逸脱による左心拡大」の所見が見られたため、重度な僧帽弁閉鎖不全症と診断し、トラセミドの投与量を調整しながら治療開始しました。この症例は、発咳が「心拡大による気管圧迫されること」が原因となり、心拡大を改善させることが治療のポイントになります。