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  • 2024/01/15公開
  • 小材祐介
    伊勢崎動物医療センター センター長
    小材祐介
    東京農工大学卒業後、都内動物病院、埼玉県内の動物病院に勤務した後、小動物外科レジデントとして東京農工大学動物医療センター外科獣医師として勤務。2022年4月より熊谷夜間救急動物病院にて勤務し、2023年4月より伊勢崎動物医療センターを開業。

開腹時などの医原性損傷に要注意

前回に続き、救急現場で帝王切開を行なった2つの症例をご紹介します。1つは、小切開法を行なった小型柴犬の症例です。もう1つは、中型コーギーで、帝王切開と卵巣子宮摘出を同時に行なった症例です。ここでは、実動画でそれぞれの術式をもちろん、アプローチのコツ、術中の注意点、子宮や腹壁の縫合方法とポイントについて細かくご解説していきます。
外科シリーズ① 「一人で手術を行うテクニック」

Theme 1

一人で行う手術の注意点

Theme 2

一人気管挿管のテクニック

Theme 3

開創器を用いた
開創のテクニック

Theme 4

支持糸の上手な使い方

Theme 5

縫合のテクニック

外科シリーズ② 「出血しても慌てないですむ!」

Theme 1

止血について考える

Theme 2

動画で学ぶ出血させない
テクニック

Theme 3

シーリングデバイスの
活用と実際

Theme 4

止血のテクニック

Theme 5

動画で学ぶ
止血のテクニック

外科シリーズ③ 「典型的な救急外科手術での注意点とは?」

Theme 1

救急疾患の外科適応

Theme 2

胃拡張
胃捻転症候群の治療

Theme 3

動画で学ぶ
胃捻転症候群の救急手順

Theme 4

難産に対する
帝王切開術

Theme 5

動画で学ぶ
難産の救急手順

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