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  • 2023/06/01公開
  • 村山信雄
    犬と猫の皮膚科 代表
    村山信雄
    帯広畜産大学畜産学部獣医学科を卒業後、北海道農業共済組合や大阪・北海道の動物病院での勤務を行う。 2010年にアジア獣医皮膚科専門医を取得。2012年には岐阜大学連合大学院にて博士(獣医学)を取得し、犬と猫の皮膚科を設立。2016年に犬と猫の皮膚科クリニックを東京都江東区に開院し、現在に至る。

痒みに左右非対称性の症状があった場合何を考えますか?

本映像では、痒みの評価方法について「年齢・性別・犬種」に分けて詳しくお話をします。ご紹介する症例は眼囲の痒みを主訴に来院した1歳齢避妊雌の柴犬です。両眼に色素沈着・脱毛があり、さらに左右差があった場合何を考え、どんな診療を行うのか。そしてどんな治療法が適応されるのか?これらについて症例をもとにお伝えし、痒みの管理が出来なくなった時のポイントも併せてご解説します。

「皮膚」シリーズ 柴犬 × 犬アトピー性皮膚炎

口囲と四肢端の痒み

2歳齢/避妊雌

左右差がある眼囲の痒み

1歳齢/避妊雌

眼囲の痒みと腹部の苔癬化

4歳齢/去勢雄

口囲と眼囲と四肢端の痒み

6歳齢/去勢雄

痒みと前胸部のべとべと

2歳齢/避妊雌

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