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  • 2021/10/01公開
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  • 岩永孝治
    東京動物心臓病センター センター長
    岩永孝治
    日本大学農獣医学部獣医学科を卒業後、同大学付属動物病院研修医課程の修了を経て、2003年に千葉大学大学院医学研究院循環病態医科学に入局。2007年には同研究院にて医学博士号・日本獣医循環器学会認定医を取得し、2011年に東京動物心臓病センターを設立。

治療初期から肺動脈圧を下げることの重要性

呼吸促迫で来院した、14歳のE.コッカースパニエルの症例について解説します。検査を行った結果、断定できる原因は見つかりませんでしたが、肺動脈収縮期圧117mmHgと高値を示しており、重度の肺動脈性肺高血圧症と診断しました。最初の段階から肺動脈圧を積極的に下げる治療を行うことが重要です。この症例では、ある程度動脈圧が下がったとしてもさらに下げる必要があったのではないかと考えています。
肺高血圧症(全5回シリーズ)今後の配信予定
配信中

PART 1

[概論]肺高血圧症の病態について

配信中

PART 2

[概論]肺高血圧症の治療について

配信中

PART 3

[CASE]呼吸促迫(E.C.スパニエル)

配信中

PART 4

[CASE]ふらつき+失神(T.プードル)

配信中

PART 5

[CASE]僧帽弁形成術→呼吸促迫(M.シュナウザー)

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岩永孝治
心エコー診断のテクニックとコツ1〜病態の把握と確定診断〜
このシリーズでは、循環器疾患の診断に至るまでの過程を“専門医の頭の中”で解説します。第1回では、まず「病態を把握する」ことが必要で、そのためには2つのポイントがあります。まずは「綺麗な画像を描出する」こと。綺麗な画像であれば心臓内部の様子・負担がかかる部位・小さい心臓の様子などをクリアに観察でき、様々な情報を得られます。そしてもう1つは「病態を明確に把握する」こと。ドプラ心エコーを用いて異常血流を観察して心不全を確認し、確定診断に至ります。この動画ではそれぞれの検査のコツもしっかりお伝えします。

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心エコー診断のテクニックとコツ3〜評価法II 心不全の重症度を把握しよう〜
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