

- 2021/04/15公開
循環器
[心不全]狭窄に関与しない心不全の治療を行なったマンチカン
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腎臓全切除術を行なった雑種猫


岩井聡美
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この映像は腎臓全切除術についての話です。症例は1歳の雑種猫で、原因不明の尿管損傷による重度水腎症と診断しました。重度な水腎症かつ癒着、線維化の状況であるため尿管再建が不可能となり、ここでは「腎臓全切除術」を選択し手術を行いました。手術解説の前に「腎全切除術の適応疾患や術前腎機能の検査」についてお話をします。手術映像ではその術式、切除時に注意すべきポイント、血管処理の仕方、切除術のテクニックについて解説します。
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岩井聡美
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「原因不明の尿道損傷」の症例に遭遇した場合、どのような術式で再建すればいいのでしょうか。ここでは「骨盤腔内尿道損傷の猫」の症例を紹介しながら解説したいと思います。尿道・尿管のような内腔臓器は、狭窄が起きると命取りになってしまうことがあります。尿道治癒に影響する要因を理解した上で、一つ一つを意識しながら、狭窄を起こさないように丁寧な手術を行うことが重要なポイントになります。
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尿管端々吻合を行なった雑種猫


岩井聡美
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尿管の手術では粘膜潰瘍の発生や尿もれなど、術後の合併症を起こすなどのリスクが高くなります。尿管の支持組織層である粘膜固有層に、運針の取り幅や結びの強さなどを上手くコントロールしながら、縫合をしっかり行うことがポイントです。また、尿管損傷程度を把握した上で切除の部分を決めることも重要なポイントになります。ここでは、手術時に尿管損傷を主訴に紹介来院した猫の症例を挙げ、実のオペ動画を見ながら尿管端々吻合術について解説していきます。
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呼吸促迫を主訴に来院したチワワ


岩永孝治
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呼吸促迫を主訴に来院したチワワについてお話しをします。来院時検査で「前尖逸脱による左心拡大」の所見が見られたため、重度な僧帽弁閉鎖不全症と診断し、トラセミドの投与量を調整しながら治療開始しました。この症例は、発咳が「心拡大による気管圧迫されること」が原因となり、心拡大を改善させることが治療のポイントになります。
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猫の前縦隔腫瘤の画像診断


石川雄大
猫の前縦隔腫瘤の画像診断
この映像は猫の前縦隔腫瘤病変に対する画像診断を解説します。超音波検査においてその内部構造から胸腺腫やリンパ腫、鰓弓嚢胞といった猫においた発生頻度の高い疾患の鑑別はある程度有用です。それぞれの疾患の特徴を認識して活用できればと思います。
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胸水を主訴に来院したミックス猫


堀泰智
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ここで紹介する症例は原因不明の胸水貯留を主訴で来院したミックス猫で、心不全の治療だけでは胸水が改善されませんでした。一般的に胸水の原因としては「うっ血性心不全」「腫瘍性疾患」「伝染性腹膜炎(FIP)」が考えられ、この3つの疾患に対し必ず評価を行うことが必要です。この症例を通じ、胸水貯留の猫における基礎疾患の精査と治療の重要性を紹介します。