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  • 2026/02/15公開
  • 波田 晃
    QUARC動物病院 麻酔科
    波田 晃
    2020年に酪農学園大学をご卒業。北海道市内の動物病院にて勤務ののち、現在は夜間救急動物病院さいたま大宮の主任を務める傍ら、フリーランスとして都内を中心に複数の動物病院にて麻酔集中治療アドバイザーを務める他、外科を中心とした二次診療施設「QUARC動物病院」にて麻酔科として日々診療に従事しています。動物麻酔基礎技能認定医。日本獣医腎泌尿器学会認定医。

輸血しても血圧が上がらない理由

麻酔中、「SpO₂もEtCO₂も安定しているのに、なんとなく嫌な感じがする。」その違和感、NIBPが最初に教えてくれているかもしれません。非観血的動脈血圧(NIBP)は、単に数字を見るためのモニターではなく、「血液が臓器に届いているか」を判断するための重要な指標です。特に注目すべきなのは収縮期でも拡張期でもなく、**平均血圧(MAP)**です。脳や腎臓などの重要臓器には自動調節能があり、MAPが一定範囲(おおよそ60mmHg以上)に保たれている間は、血流量を自ら調節できます。しかしMAPがこのラインを下回った瞬間、臓器は一気に“無防備”な状態になります。SpO₂が正常でも、EtCO₂が出ていても、血圧が低ければ酸素は届きません。さらに厄介なのは、NIBPは「動脈で測った結果」だという点です。輸液を入れているのは静脈、測っているのは末梢動脈。その間にある心臓の拍出量や血管トーンが崩れていれば、MAPは簡単に下がります。本動画では、NIBPを「血圧が低いか高いか」ではなく、「臓器が生きているかどうか」を判断するモニターとして捉える視点を整理します。MAPを見逃した時点で、麻酔中の危険はすでに始まっています。

はじめての麻酔モニター

実症例の麻酔計画〜整形外科編〜

-Part1-

脛骨高平部水平化骨切り術

-Part2-

橈尺骨骨折

-Part3-

大腿骨頭切除

実症例の麻酔計画〜軟部外科編〜

-Part1-

短頭種気道症候群

-Part2-

消化管内異物

-Part3-

尿管閉塞

-Part4-

犬の避妊手術

実症例の麻酔計画〜歯科編〜

-Part1-

スケーリング + 抜歯

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