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  • 2025/09/16公開
  • 永井 直幸
    小川犬猫病院 院長
    永井 直幸
    麻布大学獣医学部を卒業後、動物病院に勤務しながら、東京大学や日本獣医生命科学大学の専科研修で知識の幅を増やした。その後、麻布大学附属動物病院で全科および軟部外科・腫瘍科の専科研修医を経て、現在は小川犬猫病院の院長を務める。軟部外科・腫瘍科を中心に、動物のQOL向上を目指した診療を実践している。

鼻孔形成、どう切るのが正解?

短頭種猫における鼻孔狭窄は、上部気道狭窄症候群の主要因の一つとして知られ、慢性的な呼吸困難や低換気によるQOL低下を招きます。本映像では、鼻孔形成術の適応評価から実際の外科的アプローチまでを体系的に解説。術前の気道評価(鼻腔開度、気流抵抗の確認)、全身麻酔下での注意点ならびに術式選択におけるエビデンスを踏まえた考え方を提示しています。さらに、外鼻孔切除における切開デザイン、皮膚粘膜縫合の選択肢、術後再狭窄防止のための管理法まで言及。臨床現場で遭遇頻度の高い病態を対象に、学術的背景と実践的手技を融合させた構成となっています。短頭種の呼吸器外科をより深く理解したい方には必見です。

 

 

猫の症例シリーズ「希少・注目例に学ぶ!治療の最前線」(講師:山本 宗伸 先生)

- Part1-

肝内胆管癌とDCHBV

- Part2 -

好酸球性硬化性繊維増殖症

- Part3 -

便秘とモビコール投与

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