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  • 2024/12/01公開
  • 岩永孝治
    東京動物心臓病センター センター長
    岩永孝治
    日本大学農獣医学部獣医学科を卒業後、同大学付属動物病院研修医課程の修了を経て、2003年に千葉大学大学院医学研究院循環病態医科学に入局。2007年には同研究院にて医学博士号・日本獣医循環器学会認定医を取得し、2011年に東京動物心臓病センターを設立。

両大血管右室起始症とPDAの併発が認められた心疾患

この症例では7ヶ月齢で失神を繰り返し、両大血管右室起始症とPDAの併発が認められ先天的な病態であることが推測されました。酸素飽和度が低く、失神を繰り返していたため「シルデナフィル」を始めに投薬、45病日から肺水腫も認められたため「ベナゼプリル」「スピロノラクトン」を追加。100病日あたりに失神と若干の肺水腫もまだ認められたため「トラセミド」を追加し改善を図りました。先天性心疾患の場合、症状は改善しますがなかなか肺血管の病態が良くなってくれません。エコー検査映像では430病日の経過を検査し、左心室の内径や血液の逆流、肺動脈の変化などを確認していきます。

「心エコー検査のコツ」シリーズ1

症例 1

犬の僧帽弁閉鎖不全症

症例 2

犬の僧帽弁閉鎖不全症

症例 3

犬の僧帽弁閉鎖不全症

「心エコー検査のコツ」シリーズ2

概論

猫の肥大型心筋症

症例 1

猫の肥大型心筋症

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「心エコー検査のコツ」シリーズ3

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犬の肺高血圧症

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犬の肺高血圧症

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