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  • 2023/07/15公開
  • 濵田興
    KyotoAR 動物高度医療センター 呼吸器科
    濵田興
    2010年に酪農学園大学獣医学部を卒業し、大阪にて5年間の勤務を経て、2015年から岐阜大学応用生物科学部附属動物病院内科に勤務し、2019年に臨床助教に就任。現在KyotoAR動物高度医療センター呼吸器科診療科長・総合診療科診療科長を務める。

気管支鏡検査は難しい!でも怖がらないで!

気管支肺炎に対する原因の精査や確定診断には、気管支鏡と気管支肺胞の洗浄検査が必要となります。しかし、これらを実施するためには全身麻酔が必要であり、テクニックも要するため臨床現場ではなかなか難しいのが現状です。今回は、気管支鏡を用いた気管支肺胞の洗浄(BAL)法をメインに、洗浄方法だけでなく、実施のタイミングや適応疾患、麻酔方法、必要な器具とその上手な使い方、などを実際の映像を見ながら詳しくご紹介します。
呼吸器シリーズ1 「呼吸器疾患の初期対応」

Theme 1

初期安定化を理解する

Theme 2

症例の重症度判定について

Theme 3

疾患部位の特定

Theme 4

各疾患部位に対する
蘇生・安定化

呼吸器シリーズ2 「上部・中枢気道の疾患への対応」

Theme 1

疾患部位の特定について

Theme 2

鼻咽頭・鼻腔の検査その①

Theme 3

鼻咽頭・鼻腔の検査その②

Theme 4

喉頭鏡検査

Theme 5

中枢気道疾患への対応

呼吸器シリーズ3 「末梢気道・肺実質疾患への対応」

Theme 1

末梢気道及び肺実質について

Theme 2

症例紹介と所見

Theme 3

気管支鏡検査について

Theme 4

検体処理とBALFの解釈

Theme 5

症例3の見直し・まとめ

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