2022/03/01公開

整形

一歩先をいく整形外科診療 – 脱臼の治療 –

ONE千葉どうぶつ整形外科センター院長

小林聡

麻布大学獣医学部獣医学科を卒業し、麻布大学大学院博士課程を修了。 DVMsどうぶつ診療センター横浜二次診療センター整形外科における経験を経て、現在は、麻布大学獣医学部解剖学研究室共同研究員、ONE千葉どうぶつ整形外科センター院長として多岐にわたり活躍中。

脱臼の現状と発生率 / 股関節脱臼の病態と診断法

犬の脱臼については前肢と比べて後肢の方が多くみられますが、部位によって脱臼の症例数が大きく異なります。この映像ではまず、2015〜2019の5年間に当院が関わった確定診断データをもとに、多発する整形外科疾患、好発犬種及び犬種別の発症年齢などについて詳しくご紹介します。さらに、最も多い「股関節脱臼」の原因と診断方法を解説します。

整形外科診療シリーズ1　股関節脱臼

脱臼とは
来院症例の現状
股関節脱臼について
股関節に対する触診

脱臼の整復方法
大腿骨の解剖について

オペ動画で解説
　切皮
　大腿筋膜張筋の切開
　中臀筋と深臀筋の牽引
　関節包切開
　ドリルで穴開け
　トグルピンの設置
　縫合
術後経過

適応疾患
大腿骨頭切除形成術の目的
大腿骨頭切除形成術の特徴

股関節形成不全について
股関節頭背側脱臼について
大腿骨頭無菌性壊死について
大腿骨頭骨折/
　大腿骨頭成長板骨折について

オペ動画解説
　切皮/皮下組織切開
　大腿二頭筋前縁のアプローチ
　中臀筋と深臀筋の牽引
　関節包切開
　大腿骨頭切除の仕方
　洗浄/確認/縫合
　術後経過/まとめ
別症例の紹介

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