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  • 2022/02/15公開
  • 灰井康佑
    とがさき動物病院 院長
    灰井康佑
    2006年に酪農学園大学伴侶動物医療学教室(整形外科)を卒業後、とがさき動物病院に勤務し、2019年より同病院の院長に就任。2020年に日本小動物外科専門医取得し、特に神経および整形外科分野において活躍中。

外科療法の予後は長期的での再発に要注意

脊髄くも膜憩室はくも膜下腔に脳脊髄液の貯留によって起こる脊髄圧迫病変です。発生部位及び脊髄圧迫の程度により病態は異なり、外科療法の予後は短期的には良好ですが、長期的に考えると再発には注意が必要です。ここでは外科治療を行った3年後も再発なしのフレンチブルドックの症例を紹介します。来院後の検査、診断、治療、経過の一連は、実際のオペ動画を交えて詳しく解説します。

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