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  • 2021/09/01公開
  • 神志那弘明
    KyotoAR動物高度医療センター センター長
    神志那弘明
    酪農学園大学酪農学部獣医学科を卒業後、一次診療勤務の経験を経て、2001年に米国フロリダ大学獣医学部研究員に着任。その後、同大学大学院修士課程(小動物臨床学専攻)および博士課程(小動物臨床学専攻)を修了する。2008年より岩手大学農学部獣医内科学研究室助教を務め、2010年からは岐阜大学応用生物科学部獣医臨床放射線学研究室准教授として臨床の傍ら後進の指導・育成にあたる。2022年4月よりKyotoAR動物高度医療センターセンター長に就任し、現在に至る。

カスタムメイドプレートを用いた治療法について

この症例は、軸椎歯突起の形成不全があることで環軸椎不安定症(または環軸椎亜脱臼)と診断し外科治療を行なった内容を解説します。非常に繊細な部分の手術となりますが、手術精度を上げるため、本学ではCTデータからカスタムメイドのプレートを作成し手術に使用しています。症例毎にフィットしたプレートを用いることで患者への負担が大幅に減少し、良好状態を長く保っています。ここではカスタムメイドプレートを用いた手術について症例を交え解説します。
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