image play video
  • 2021/06/01公開
  • img

    DVMsどうぶつ医療センター横浜二次診療センター 脳神経科
    中島裕子
    日本大学生物資源科学部獣医学科を卒業後、日本動物高度医療センター神経科に勤務。2010年に日本大学大学院獣医学研究科博士課程を修了し、2012年よりDVMsどうぶつ医療センター横浜二次診療センターの整形外科神経疾患部門を担当。現在は脳神経科に従事する。

目的のある検査を行うことの重要性

犬のクッシング症候群の多くはPHD(下垂体性クッシング症候群)です。ですが、クッシング症候群の犬に「下垂体の精査をしましょう」と提案をするのは簡単ですが、どういう場合に精査が適応になって、何を持って精密検査をするのかが重要になります。検査自体が、麻酔をかけたり、MRIやCTにかけるなどハードルが高い検査が必要なため、次につながるための、目的を持った精密検査を行う必要があります。

※当サイトに掲載される全ての動画、画像、ハンドアウト内⽂章および画像について個⼈使⽤以外の⼀切の⾏為(転写・複製・譲渡・WEB掲載等)を禁じます

関連動画

神経
image image 人気犬種別&猫から診る神経疾患9〜グリオーマ(脳腫瘍)について〜
長谷川大輔
人気犬種別&猫から診る神経疾患9〜グリオーマ(脳腫瘍)について〜
現在フレンチブルドッグの飼育頭数が増えておりますが、グリオーマ(脳腫瘍)の好発犬種であると言っても過言ではありません。特に希突起膠細胞腫が多い印象です。グリオーマは、てんかん発作を起こしやすい場所に発生してくるので、中齢のフレンチブル、ボストンテリア、ボクサーで発作が出てきた場合、躊躇なくMRI検査を行いましょう。
神経
image image 人気犬種別&猫から診る神経疾患8〜頭蓋内くも膜憩室・頭部振戦・壊死性脳炎について〜
長谷川大輔
人気犬種別&猫から診る神経疾患8〜頭蓋内くも膜憩室・頭部振戦・壊死性脳炎について〜
ここでは頭蓋内くも膜憩室、特発性頭部震戦、MUO(特にNME)について、疾患の特徴と治療法についてお話します。一次診療において比較的遭遇する脳疾患です。また震戦は、犬種や個体差によって異なります。概略だけでも覚えておくといいと思います。
神経
image image 人気犬種別&猫から診る神経疾患10〜脊椎奇形・脊椎関節奇形について〜
長谷川大輔
人気犬種別&猫から診る神経疾患10〜脊椎奇形・脊椎関節奇形について〜
脊椎奇形・脊椎関節奇形は、パグ、フレブル、ブルドッグ、ボストンテリアの胸椎で多発することが特徴です。症候性と無症候性は約半々ですが、症状があった場合歩行可能な不全麻痺の症例が最多です。また、脊椎奇形のタイプはさまざまですので、ここでは「椎体」「椎弓」「脊椎関節」それぞれの特徴について画像を用いてご紹介し、外科治療の成果についての論文もご紹介します。
神経
image image 人気犬種別&猫から診る神経疾患6〜短頭種に共通する神経疾患の概略〜
長谷川大輔
人気犬種別&猫から診る神経疾患6〜短頭種に共通する神経疾患の概略〜
ここではいくつかの犬種で共通する代表疾患いついてお話しします。第1回目でお話しした内容と共通する疾患については省きますが、脳疾患では水頭症、くも膜憩室、てんかん、MUO、特発性頭部震戦を。脊髄疾患ではCJA-空洞症、脊椎・脊椎関節奇形について、代表疾患の紹介と分類について解説しています。
神経
image image 神経学的検査法10〜脳の局在診断〜
長谷川大輔
神経学的検査法10〜脳の局在診断〜
この動画では「脳の局在診断」について解説します。ここでは、脳を前脳、脳幹、小脳、前庭の大きな4つの区分に分け、主な機能、機能不全の異常徴候、および臨床徴候と関連病変部位についてまとめてご紹介し、さらに異常行動の場合行う神経学的検査についてご解説します。
神経
image image 人気犬種別&猫から診る神経疾患7〜水頭症について〜
長谷川大輔
人気犬種別&猫から診る神経疾患7〜水頭症について〜
ここでは水頭症の概略から治療までをお話しします。水頭症の特徴として、トイ種や短頭種などの人気犬種に多く見られる疾患で、基本的には大脳兆候になります。脳室内に水が貯まることによって大脳が圧迫を受けて脳圧亢進症状が現れます。治療については外科・内科の適応を見極め、的確な治療を行うことが必要です。