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  • 2021/11/01公開
  • 長谷川大輔
    日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科獣医放射線学研究室 教授
    長谷川大輔
    日本獣医畜産大学獣医学部獣医学科を卒業後、同大学院獣医学研究科を修了。同大学獣医放射線学教室助手・講師を経て、2014年より日本獣医生命科学大学臨床獣医学部門治療学分野准教授を、2019年より同大学獣医学部獣医学科獣医放射線学研究室教授を務める。

刺激による瞬目反応の確認

ここでは威嚇瞬目反応の検査方法について解説します。犬の正面に立ち、外側方向から叩くフリをして視神経に刺激を与えます。検査は片眼で行い、それぞれの眼を刺激し瞬きの有無を確認します。この検査は「片眼の反応」を確認する検査なので、両眼を同時に検査することは意味がありません。瞬きをしないなどの反応が現れた場合は脳神経の問題が考えられます。
神経学的検査法シリーズ(計21検査)
姿勢反応 1
固有位置感覚
姿勢反応 2
踏み直り反応
姿勢反応 3
跳び直り反応
姿勢反応 4
立ち直り反応
姿勢反応 5
手押し車反応
姿勢反応 6
姿勢性伸筋突伸反応
脊髄反射 1
膝蓋腱反射
脊髄反射 2
前頸骨筋反射
脊髄反射 3
橈側手根伸筋反射
脊髄反射 4
引っこめ反射
脊髄反射 5
会陰反射
脊髄反射 6
皮筋反射
知覚 1
知覚過敏
知覚 2
表在痛覚
脳神経 1
顔面の対称性
脳神経 2
眼瞼反射
脳神経 3
角膜反射
脳神経 4
威嚇瞬目反応
脳神経 5
瞳孔の対称性
脳神経 6
斜視・眼振
脳神経 7
顔面知覚

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