- 2021/04/15公開
検査法
[整形外科的検査法]前肢の肩関節の検査
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[神経学的検査法]脳神経・顔面知覚
ここでは顔面知覚の検査について解説します。この検査は上顎及び下顎の口唇を、爪やピンセットなどでつまみ、痛みを感じているかを確認します。痛みがある場合は拒否反応を示すので分かりやすいかと思いますが、上顎の口唇をつまんでも反応が出ない場合があるので、このような場合は鼻の穴を刺激します。「こより」などを用いて反応を確認しましょう。この検査では、三叉神経の反応の有無を確認するために行います。
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[神経学的検査法]脳神経・斜視・眼振
ここでは斜視と眼振の検査方法について解説します。正面に立ち、両眼の眼振の有無を確認します。また首を左右、上部に振り、頭の向きに合わせて眼球がついてくるかを確認します。ポイントは検査中、他に意識をさせないように行うことが重要です。斜視や眼振が見られた場合は前庭疾患や脳腫瘍が疑われます。
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[神経学的検査法]脳神経・瞳孔の対称性
瞳孔の対称性と対光反射の検査について説明します。瞳孔の対称性については室内光の下で左右の瞳孔を観察します。動物の正面に立ち、左右差の違いと散瞳・縮瞳の有無を確認します。左右の瞳孔の大きさに差がある場合は、脳神経の問題や眼科疾患を考えます。対光反射の確認はペンライトを用いて瞳孔の収縮を確認します。両眼が見える位置で、片眼ずつに光を当て、それぞれの眼に縮瞳があるかを確認します。異常の場合、脳神経系または視神経に問題があると考えます。
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[神経学的検査法]脳神経・威嚇瞬目反応
ここでは威嚇瞬目反応の検査方法について解説します。犬の正面に立ち、外側方向から叩くフリをして視神経に刺激を与えます。検査は片眼で行い、それぞれの眼を刺激し瞬きの有無を確認します。この検査は「片眼の反応」を確認する検査なので、両眼を同時に検査することは意味がありません。瞬きをしないなどの反応が現れた場合は脳神経の問題が考えられます。
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[神経学的検査法]脳神経・角膜反射
角膜反射を確認する方法です。綿棒など先が柔らかい物で角膜に触れ、眼球が後引(こういん)し、瞬きをするか確認します。眼球が後引するかを確認するには、瞬きを起こさないように眼瞼を広く開けた状態で角膜に軽く刺激を与えます。眼瞼反射と同様、刺激しても瞬きをしない場合は脳神経に何らかの問題があると考えられます。
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[神経学的検査法]脳神経・眼瞼反射
眼瞼反射を確認するには内眼角・外眼角を刺激した時に瞬きをするかを観察します。刺激を与える際は、刺激するもの(指や綿棒)を見せないように、正面ではなく頭の後ろから行います。刺激をしたにも関わらず瞬きをしない場合は、脳神経に何らかの疾患があると考えられ、他の脳神経検査(特に目に関する検査項目)と合わせ総合的に判断します。