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  • 2026/11/01公開
  • 澤由貴
    伊勢崎動物医療センター 皮膚科
    澤由貴
    東京農工大学農学部獣医学科を卒業後、一次診療・二次診療施設や大学での皮膚科研修医を経て、現在は伊勢崎動物医療センター、QUARC動物病院、アイ動物医療センターつくばにて皮膚科診療を担当。また東京農工大学動物医療センター皮膚科レジデントとして診療に携わる。日本獣医皮膚科学会認定医であり、日本獣医皮膚科学会、日本化学療法学会に所属。学会発表や論文執筆も行いながら、犬猫の皮膚疾患に対する専門的な診療と知見の共有に力を注いでいる。

免疫抑制剤!選択の根拠とは?

猫の皮膚疾患に対する免疫抑制治療では、薬剤の作用機序だけでなく、猫特有の薬物動態・薬力学を理解した適切な薬剤選択が重要となります。本講義の前編では、落葉状天疱瘡を中心に、グルココルチコイド(GC)とシクロスポリン(CsA)の作用機序、薬物動態、治療効果、副作用について、最新の文献を交えながら詳しくご解説いただきます。猫は犬と比較してGC受容体の数や親和性が低く、抗炎症作用や副作用に対する感受性が異なります。落葉状天疱瘡におけるGC単剤での治療効果に加え、長期投与に伴う糖尿病や、潜在的な心筋症を有する症例での心不全リスクについてもご説明いただきます。また、CsAについては、カルシニューリン阻害による免疫抑制機序をはじめ、CYP3Aを介した薬物相互作用やMDR1遺伝子変異による影響について詳しくご紹介。さらに、落葉状天疱瘡におけるGC代替薬・維持療法としての可能性や、感染症の顕在化などの有害事象についてもご解説いただきます。猫の免疫抑制治療を薬理学的根拠と臨床エビデンスの両面から捉え直し、日々の診療における安全かつ合理的な薬剤選択に役立つ知見をお届けします。

診断力で克服!猫のかゆみ診療

- Part1 -

皮疹を理解する

- Part2 -

かゆみの臨床病型

- Part3 -

診断アプローチ

- Part4 -

アレルギー性の診断

- Part5 -

その他に多い皮膚病編

- Part6-1 -

免疫抑制剤(前編)

- Part6-2 -

免疫抑制剤(後編)

- Part7 -

猫の食物アレルギー

- Part8 -

猫のアレルギー検査

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