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  • 2022/04/01公開
  • 森昭博
    日本獣医生命科学大学獣医保健看護学科獣医保健看護学臨床部門 准教授/日本獣医生命科学大学附属動物医療センター 内分泌科担当医
    森昭博
    2006年日本獣医生命科学大学 獣医学科卒後、同大学獣医学専攻博士課程を修了。2009年より日本獣医生命科学大学獣医学部獣医保健看護学科臨床部門助教となり、イリノイ大学動物科学科への留学、講師を経て現在に至る。

糖尿病猫に使用するインスリン製剤の選び方と特徴

糖尿病猫のインスリン治療では、基本的に1日2回のインスリン療法を指示しています。猫の場合、インスリンの効目時間は短くなるため「持効型インスリン」を選択することが必要です。ここでは「プロジンク」「ランタス」「レベミル」「トレシーバ」について、持効性や使用上の注意点などについて、実症例のデータを交してお話をしていきます。
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内分泌シリーズ 犬と猫の糖尿病

PART1

病態と診断について

糖尿病とは
犬糖尿病の原因
猫糖尿病の原因
糖尿病の診断基準
血糖コントロール目標
まとめ

PART2

管理方法について

血糖自己測定について
糖尿病の食事療法
低血糖の診断と対処法
まとめ

PART3

犬のインスリン治療

インスリンの選択
インスリンの効目
NPHインスリンについて
プロジンクについて
投与後経過
レベミルについて
まとめ

PART4

猫のインスリン治療

インスリンの選択/効目
プロジンクについて
グッドコントロールとは
レベミルとランタスの比較
トレシーバについて
まとめ

PART5

症例解説

症例1(トイ・プードル)
症例2(トイ・プードル)
症例3(猫)
まとめ

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最近は多くの手術映像を簡単に見ることができますが、今回紹介する「髄内ピン・サークラージワイヤー法」は極めて少ないように感じます。この手術は適応基準が厳しく、その手法を間違えると固定力の低下や逆効果になることが知られています。ここでは上腕骨骨幹部螺旋骨折で来院した雑種猫について、手術映像を中心に解説します。繰り返しになりますが、手術適応の判断を安易行わないように気をつけてください。