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  • 2021/04/15公開
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    日本大学獣医学科獣医外科学研究室 准教授
    枝村一弥
    日本大学農獣医学部獣医学科を卒業し、東京大学大学院農学生命科学研究科(獣医学専攻)を修了。日本大学生物資源科学部助手および専任講師、University of Missouriの客員研究員を経て、2015年より日本大学生物資源科学部准教授を務める。

クロスピン法による整復法

大腿骨遠端骨折に対する、クロスピン法について解説します。先ずは遠位の骨折片をポイント骨鉗子で保持し、テコの原理を用いて整復していきます。ピンは長趾伸筋付着部のやや近位とその対照の位置から刺入させることがポイントです。刺入したピンは骨折端の近位でクロスするように行いますが、骨折線より遠位でクロスさせてしまうとその強度は弱まるため、角度には十分気をつけましょう。

※この動画にハンドアウトはつきません

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