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  • 2021/05/01公開
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    日本大学獣医学科獣医外科学研究室 准教授
    枝村一弥
    日本大学農獣医学部獣医学科を卒業し、東京大学大学院農学生命科学研究科(獣医学専攻)を修了。日本大学生物資源科学部助手および専任講師、University of Missouriの客員研究員を経て、2015年より日本大学生物資源科学部准教授を務める。

股関節の緩み・伸展時疼痛・股関節脱臼の確認

股関節疾患をスクリーニングする際は、伸展時疼痛の有無を確認することが有効です。股関節は疼痛の他に緩み、脱臼などを発症する疾患があります。股関節の緩みを確認する「バーデン試験」、股関節形成不全を確認する「オルトラニ試験」、外傷性の股関節脱臼の有無を確認する「三角試験」について解説します。

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[神経学的検査法]脳神経・顔面知覚
ここでは顔面知覚の検査について解説します。この検査は上顎及び下顎の口唇を、爪やピンセットなどでつまみ、痛みを感じているかを確認します。痛みがある場合は拒否反応を示すので分かりやすいかと思いますが、上顎の口唇をつまんでも反応が出ない場合があるので、このような場合は鼻の穴を刺激します。「こより」などを用いて反応を確認しましょう。この検査では、三叉神経の反応の有無を確認するために行います。
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[神経学的検査法]脳神経・斜視・眼振
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[神経学的検査法]脳神経・威嚇瞬目反応
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[神経学的検査法]脳神経・眼瞼反射
眼瞼反射を確認するには内眼角・外眼角を刺激した時に瞬きをするかを観察します。刺激を与える際は、刺激するもの(指や綿棒)を見せないように、正面ではなく頭の後ろから行います。刺激をしたにも関わらず瞬きをしない場合は、脳神経に何らかの疾患があると考えられ、他の脳神経検査(特に目に関する検査項目)と合わせ総合的に判断します。